バンダイナムコHD、13年3月期は営業益40%増…アイマスやガンダム、ワンピースのソーシャルゲームがけん引
バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(5月9日)、2013年3月期の連結決算を発表し、売上高4872億円(前期比7.3%増)、営業利益486億円(同40.6%増)、経常利益499億円(同42.9%増)、当期純利益323億円(同67.8%増)となった。 玩具に並ぶ主力事業であるコンテンツ事業が大きく伸びたことが主な要因だった。このけん引役となったのはソーシャルゲームだった。
セグメント別の状況は以下のとおり。
■コンテンツ事業は、売上高2635億円(同16.9%増)、セグメント利益364億円(同114.3%増)だった。「機動戦士ガンダム」シリーズ、「ワンピースグランドコレクション」、「アイドルマスターシンデレラガールズ」などのソーシャルゲームが業績に大きく貢献した。
家庭用ゲームソフトでは、国内外で「ソウルキャリバー」、「ナルト」、「テイルズ オブ」、「ワンピース」などの人気シリーズの最新タイトルの販売に加え、国内では、人気テレビ番組をコンセプトとしたタイトルなど好調だった。
■玩具事業は、売上高1729億円(前期比2.8%減)、セグメント利益112億円(同30.1%減)だった。「仮面ライダー」シリーズや「プリキュア」シリーズなど玩具を軸としたカテゴリーの連動展開により順調に推移した。ただし、国内全体では、商品構成の変化に伴う粗利率の低下や、海外市場の落ち込みなどにより、減収減益となった。
■アミューズメント移設事業は、売上高601億円(同1.4%減)、セグメント利益16億円(同29.3%減)だった。ショッピングセンター内のキャラクターの世界観を体感できる差異化した店舗を中心に堅調に推移したものの、好調に推移した前期と比べて、既存店売上高が95.5%となった。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高4800億円(前期比1.5%減)、営業利益400億円(同17.8%減)、経常利益400億円(同20.0%減)、当期純利益260億円(同19.7%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832