セグメント別の状況は以下のとおり。
■遊技機事業は、売上高1427億円(前期比32.7%減)、営業利益235億円(同66.9%減)だった。パチンコ遊技機は、パチンコ遊技機全体の販売台数は前年実績を下回った。また パチスロ遊技機は、一部タイトルの販売スケジュールを見直したため、パチスロ遊技機も販売台数が前年実績を下回ることとなった。
■アミューズメント機器事業は、売上高426億円(同19.6%減)、営業利益19億円(同74.3%減)だった。『WORLD CLUB Champion Football』等のCVTキットとカードなどの消耗品の販売や、レベニューシェアタイトルの稼動による配分収益が引き続き堅調だったが、大型タイトルの販売がなかったため、減収減益となった。
■アミューズメント施設事業は、売上高427億円(同4.2%減)、営業利益11億円(同235.7%増)だった。セガ国内既存店舗の売上高は同6.2%減と低調に推移した。営業利益が大きく伸びたが、会計方針の変更により従来と比べて減価償却費が軽減したことによる。
■コンシューマ事業は、売上高847億円(同2.0%減)、営業損益7億円の赤字(同151億円の赤字)だった。『龍が如く5夢、叶えし者』、海外向けタイトル『Sonic & All-Stars Racing Transformed』及び『Aliens:Colonial Marines』などを販売したが、欧米での構造改革の施策としてタイトル数を絞り込んだため販売本数は前年実績を下回った。
また、オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』の登録ID数が250万IDを突破し、課金収入も予想を上回る水準で推移した。スマートフォン向けは、『ドラゴンコインズ』や『Kingdom Conquest2』、『運命のクランバトル』など、複数のタイトルを投入した。
■2014年3月期
2014年3月期は、売上高4850億円(前期比50.9%増)、営業利益730億円(同282.7%増)、経常利益720億円(同244.3%増)、当期純利益は470億円(前期比40.5%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460