エムティーアイ<9438>が4月27日に発表した第2四半期累計(2010年9月-2011年3月)の連結業績は、売上高163億4000万円(前年同期比8.7%増)、営業利益17億7700万円(同166.2%増)、経常利益17億6600万円(同165.6%増)、四半期純利益9億2200万円(同136.2%増)だった。
同社では、「ルナルナ」や「カラダメディカ」など有料会員数が増加したことによる増収効果に加え、音楽系サービスのダウンロード数の減少、健康情報等原価率の低いサービスの拡大で、売上総利益が上昇した。
営業利益と経常利益の増加は、売上総利益の増加や、フィーチャフォン向けサービスの広告宣伝費の伸びを抑制したことが主な要因。
四半期純利益については、経常利益の伸びに加え、音楽系サイト内で使える「コイン」が未使用で失効した分の引当金を特別利益として計上したコトによる。
■9月通期の予想と取り組み
9月通期は、売上高335億円(前期比8.6%増)、営業利益36億円(同14.9%増)、経常利益35億6000万円(同13.6%増)、当期純利益21億円(同15.1%増)を見込む。
同社では、フィーチャフォン向けサービスの有料会員の純減を最小限にとどめるためのプロモーション展開を実施するとともに、スマートフォン向け新サービスの立ち上げとフィーチャフォンからの会員の引き継ぎ、決済の対応を進める方針。
また健康情報については、「ルナルナ」の姉妹サイトとして、妊娠希望者向けサイト「Umoo!」、妊娠育児応援サイト「hanaco」のサービスを開始した。
このほか、Jibe Mobileについては、ソーシャル電話帳アプリ「Jibe」と同社の既存サービスとの連携機能を強化させ、自社スマートフォンサービスへの新たな入会導線として機能させる、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エムティーアイ(MTI)
- 設立
- 1996年8月
- 代表者
- 代表取締役社長 前多 俊宏
- 決算期
- 9月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9438