KLab<3656>は、本日(6月25日)、米国マイクロソフトと、6月17日にオリジナルゲーム「Age of Empires」のライセンス契約を締結したと発表した。
「Age of Empires」は、Haloシリーズ、Microsoft Flight Simulator、Forzaシリーズなどと並ぶ、マイクロソフトを代表する大ヒットタイトル。史実に基づき文明を発展させるゲーム性は世界中で支持され、今年4月には「Age of Empires II」のリメイク版「Age of Empires II HD Edition」をパソコン用ゲーム配信サービスSTEAM限定でリリースし、好調な販売を記録している。
KLabは、今後、2013年度中を目処に、iOS版とAndroid版のゲーム開発とグローバル配信を英語圏から開始し、日本語を含む他言語に関しても順次展開していく。さらに スマートフォン用「Age of Empires」のWindows Phone対応に関してもマイクロソフトと協業する、としている。
■KLab代表取締役社長の真田 哲弥氏のコメント
「世界各国に多くのファンを持つマイクロソフトのファーストパーティタイトルを、スマートフォン向けにデザインできることを喜んでいます。幅広い年齢層のユーザーが長期間遊べる息の長い人気ゲームになるでしょう。我々は日本で得た知識とノウハウと、グローバルのゲームファンが好むゲームデザインのノウハウ。この二つを蓄積し、組み合わせることに成功しています。パソコンおよびゲーム専用機市場におけるソフトウェア事業の先駆者であるマイクロソフトとの協業、ノウハウの共有を進めることで、我々の強みをさらに強化していけると確信しています」
■マイクロソフトAge of Empires・Executive ProducerのKevin Perry氏のコメント
「「Age of Empires」は人類の歴史を舞台とした一大叙事詩です。豊富な経験、実績を持つソーシャルモバイルゲームのエキスパートであるKLabとともに、この魅力的なタイトルをさらに幅広い方々にお届けできることを誇らしく思っております。KLabと我々が力を合わせることにより、これまで「Age of Empires」に親しんでくださっていたファンには、まったく新しいスマートフォンでのゲーム体験を提供できるでしょう。また、モバイルソーシャルゲームという新たなステージを通して、人類の歴史が持つ深遠なる「Age of Empires」の世界観へと触れることになる新しいプレイヤーたちとの出会いも楽しみにしています」
【追記】
ちなみに、日経新聞の報道と、同社の発表を受けてゲームへの期待感から買い注文が殺到し、KLab株式はストップ高となる前日比150円高の972円買い気配となっている。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656