無料通話・メールアプリ『LINE』系のアプリが国内版Google Playを席巻している。7月22日現在のトップチャートを見ると、売上ランキングの上位20タイトル中、8タイトルをLINE系のアプリが占めている。また無料ランキングでもトップ20タイトルのうち10タイトルをLINE系のアプリが占めている。
まず、「売上トップのAndroid アプリ」を見ると、『LINE』が2位、3位『LINEウインドランナー』、5位『LINEポコパン』、6位『LINE POP』、9位『LINEバブル』、11位『LINE PLAY』、19位『LINEツアーズ』、20位『LINE占い』となっている。毎日見ていると変化にはなかなか気づかないものだが、半年前とはだいぶ状況が変わっている。
例えば、1月7日時点のランキングを見ると、『LINE POP』と『LINE』、『LINE 勇者コレクター』の3タイトルがランキングに入っていたが、現在はその倍以上に増えている。国内最強の通話・メールアプリ『LINE』がゲームプラットフォームとしてまさに本領を発揮しつつある。
CEDECに登壇する森川社長は「LINE GAME」の成長と今後の可能性をテーマについて講演するとのことだが、スマートフォンアプリビジネスに関わる人には必聴かもしれない(関連記事)。
【追記】
今回ゲームだけでなく、LINE占いが入ったことも興味深い。ザッパラスやメディア工房、ポッケなど有力コンテンツプロバイダーがコンテンツを提供しているが、全て合わせるとゲームに匹敵する収益になる。23位には「LINEマンガ」もランクインしている。
続いてGoolge Playの「人気のAndroid アプリ(無料)」をみると、『LINE』がトップを獲得しているほか、2位『LINEポコパン』、5位『LINE Camera』、6位『LINEウインドランナー』、7位『LINEバブル』、8位『LINE POP』、10位『LINEマンガ』、11位『LINEツアーズ』、15位『LINE JELLY』、17位『LINE PLAY』となっている。
他方、App Storeの売上ランキングでも、上位20タイトルに占めるLINE系アプリは6タイトルとなり、1月7日時点の2タイトルから3倍位上に増加している。韓国のアプリストアでは、「Kakaoトーク」と連携したアプリが上位を占めていることはよく知られているが、日本でも同様の状況となりつつある。そして、それは日本だけでなく、『LINE』が人気となっているタイや台湾でも似たような状況になる可能性がある。
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ