バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコオンラインを25年4月1日付けで吸収合併　「アイドリッシュセブン」など運営ゲームは移管へ

バンダイナムコエンターテインメントと、バンダイナムコオンラインは、この日(11月20日)、2025年4月1日付けで合併することを決定した。バンダイナムコエンターテインメントを存続会社、バンダイナムコエンターテインメントの完全子会社であるバンダイナムコオンラインを消滅会社とする吸収合併となる。

バンダイナムコオンラインは、2009年にバンダイナムコエンターテインメント(当時、バンダイナムコゲームス)から分社する形で設立されて以来、PC のほかスマートフォン、家庭用ゲーム機など、デバイスを問わずさまざまなプラットフォームに向けたオンラインゲームを国内外へ展開してきた。

バンダイナムコオンラインは、2023年3月期で最終損失39億8000万円、2024年3月期で最終損失82億0100万円と2期連続で巨額の赤字を計上するなど業績面で苦戦し、債務超過に陥いるなど財務状態も悪化していた(関連記事)。

今回の合併は、昨今のゲーム事業を取り巻く環境変化に対応し、デジタル事業全体の事業運営体制を強化していくことを目的に実施するものだ。引き続きファンの期待を超える「長く深く遊べる良質なコンテンツ」と「多彩なエンターテインメント」の提供を目指していく。

また、「アイドリッシュセブン」、「SD ガンダムオペレーションズ」、「ガンダムトライヴ」等のバンダイナムコオンラインが運営するタイトルおよび事業、ユーザーとの契約やバンダイナムコオンラインに対する債権及び債務の全てをバンダイナムコエンターテインメントが引き継ぐ。