セガサミーホールディングス<6460>は、本日(7月31日)、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高907億円(前年同期比29.6%増)、営業利益161億円(同197.7%増)、経常利益170億円(同263.7%増)、四半期純利益129億円(同408.8%増)となり、大幅な増益を達成した。 主力の遊技機事業が好調に推移したことに加え、コンシューマ事業が黒字転換に成功したことが主な要因。セグメント別の状況をみていこう。
■遊技機事業は、売上高518億円(同53.6%増)、営業利益187億円(同138.5%増)だった。主力タイトルサミーブランド『パチスロ 北斗の拳 転生の章』がけん引した。
■アミューズメント機器事業は、売上高76億円(同14.9%減)、営業損益4億円の赤字(前年同期2億円の黒字)だった。『WORLD CLUB Champion Football』のカードの販売やレベニューシェアタイトルの配分収益が堅調に推移したが、大型タイトルの発売がなかった。
■アミューズメント施設事業は、売上高100億円(同0.1%増)、営業損益9200万円の赤字(前年同期は4億円の黒字)だった。大型タイトルの不在により、国内既存店舗の売上高は低調に推移した。
■コンシューマ事業は、売上高188億円(同25.2%増)、営業利益3900万円(同15億円の赤字)だった。パッケージ販売本数は合計121万本と前年同期実績を下回ったが、『ファンタシースターオンライン2』や『ぷよぷよ!!クエスト』が好調に推移した。前期に実施した構造改革の影響が一巡し、収益性が改善したことが大きな要因と思われる。
■2014年3月期の見通し
2014年3月期は、売上高4850億円(前期比50.9%増)、営業利益730億円(同282.7%増)、経常利益720億円(同244.3%増)、当期純利益は470億円(前期比40.5%増)を見込む。従来予想からは変更なし。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460