スマートフォンアプリをダウンロードしてアプリを起動した時、国内のアプリでは必ずといっていいほどブラウザが起動する。この動作を煩わしいと感じている人が少なくないはずだ。
これは主に広告効果測定のためだが、サイバーエージェント<4751>の連結子会社CyberZは、この日(8月8日)、米国The 41st Parameterと協業し、スマートフォン向け広告ソリューション「Force Operation X」にブラウザを起動しなくても広告効果測定が行える技術を導入すると発表した。
41st Parameterは、端末ID、行動・購買履歴、位置情報など個人を特定できる情報を一切使用せずに、Cookieが動作しない環境でも、独自のデバイス推定技術「AdTruth」でオンライン広告の効果計測を可能にした、世界有数のテクノロジーベンダー。北米やヨーロッパを中心に、世界で60社以上の導入実績を誇っている。
従来、スマートフォンアプリのプロモーションの場合、対象アプリの初回起動時にウェブブラウザの起動を行って効果計測していたが、AdTruthのデバイス推定技術を導入することで、ウェブブラウザの起動を行わずに効果計測することが可能になった、としている。
これにより、Cookieや端末IDを一切利用せず、プライバシーに配慮した広告効果測定を実現する。なお、「F.O.X」のSDKを対象のスマートフォンアプリに導入することで、プロモーションニーズに応じた効果計測方法を管理画面上で選択できるという。
なお、アドウェイズの米国子会社も同様の広告効果測定システムをリリースしている(関連記事)。