【TGS2013】ガンホー新作『ディバインゲート』は9月30日にAndroidで配信予定! ゲーム内容と『シュタインズゲート』のコラボも明らかに

千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ 2013」。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>のブースでは、期待の新作パネルRPG『ディバインゲート』のトークステージが行われた。

ステージでは、ガンホーの代表取締役社長であり、本作のエグゼクティブ・プロデューサーでもある森下一喜氏と、アクワイアのクリエイティブ・ディレクター高野康太氏が登壇し、同作の最新情報について熱く語った。

 

 

▲左から森下一喜氏、高野康太氏。

 

 

はじめに『ディバインゲート』の最新プロモーションビデオが公開された。これまで本作は「パネルを駆使してダンジョンを突き進む……」という概要のみで、詳細なゲーム内容が語られていなかったが、今回のプロモーションビデオでゲーム画面が初公開となった。

 

   

 

「スタイリッシュをテーマにして、格好良さを全面的に押し出したと作品」と語る森下氏。本作はガンホーとアクワイアによる共同開発である。グループ会社ということで、これまで何度か付き合いはあったものの、共同でゲーム開発を行うのは、今回が初めてとのことだ。

また、開発期間は企画の立ち上げから1年ほど。両者「やっと発表できて、非常に嬉しい」と、新作発表がどれほどクリエイター冥利に尽きるものなのか、ひしひしと感じさせてくれる瞬間であった。

続いて、高野氏がスライドとデモプレイを通して、本作のゲーム概要について話してくれた。『ディバンゲート』は、おもに「Open the Gate」というクエスト要素、「Speedy Battle」のバトル要素、「Resonant Evolve」の育成要素と、3つの柱からなるゲーム作品であることを前置きした。

 

■「Open the Gate」…クエスト要素

まずクエスト要素にあたる「Open the Gate」では、敷き詰められたパネルを1枚ずつタップしていき、鍵を見つけて扉を開く流れとなっている。

それぞれ次に移動できるマス目には、赤い星(危険)と青い星(安全)のマークがあり、星の数によって色による影響が変化していくものとなる。

たとえば赤い星が1つあったらザコ敵が現れる証拠。対して青い星が5つあったら、レアなお宝を手に入れられるかもしれない……といった具合に、あらかじめ危険・安全の予測ができるようになっているのだ。

このクエスト要素について森下氏は、「アクワイア社が得意とするダンジョンRPGの世界を真上からみた感じになりますね。次のパネルを裏返したときには、なにがあるか分からない……そうした緊張感と期待感をドキドキしながら探索を味わっていただく」と、共同タッグだからこそ生まれた要素として話した。

「Open the Gate」は、SPがある限り探索できる。SPが無くなると自身のHPが減っていく。当然HPが無くなればゲームオーバーになるため、SPの残量と相談しながら鍵を見つけ、上部の扉を目指していくことになるのだ。

また、面白い要素として、ステージクリア後にはうつ伏せとなっているカードが、まるで答え合わせのように全て表向きになり、どこに何があったのかを公開してくれる。絵柄の善し悪しをみて、「もう一度挑戦したいな」と思えば、なんとゲーム内通貨を用いて再チャレンジができるのだ。

 

 

▲こちらが上記の答え合わせとリトライ画面だ。マス目の順番は変更されるが、何が出てくるのかはもう分かっているため、すべてを引っくり返す勢いでチャレンジするのも気持ちのいいものである。

 

■「Speedy Battle」…バトル要素

赤い星マークで敵に遭遇するほか、扉突破後に出会うボスなどでは、画面がバトルモードに切り替わる。

バトルでは、まず5秒間の間に配られたパネルを上部の5つあるマス目に置いていく。カウントダウン終了後、置いた枚数に応じて、敵に攻撃を与えていくというもの。特徴的なのは、同じ絵柄(属性)を重ねていくことで、様々なスキルが発動していくことだ。

「トランプの“スピード”というゲームの要素となります。また、5秒間をカウントダウンする音声が、めちゃくちゃ格好いい! 心地よい焦りを生み出してくれて、アドレナリンが出るポイントです」と、森下氏は自身の一押しであるポイントを嬉々と語った。

また、高野氏からは「出てくるカードがランダムのため、苦手な方でも爽快感のあるアクション要素を楽しめる」と、誰にでも手軽にプレイできるポイントを添えてくれた。

 

■「Resonant Evolve」…育成要素

手札となるパネルは、もちろん従来の作品『パズル&ドラゴンズ』同様に、経験値をためてレベルが上がり進化していく。しかし、進化の行程が合成などではなく、本作では素材を集めたうえで、さらに進化クエストをクリアしなければならないようだ。

そこで、フレンドの協力が必要となってくる。実際には、どのようなクエストかは不明だが、両者が「新時代のフレンドシステム」と語るように、フレンドの力が鍵となってきそうだ。

また、登場キャラクターは200体以上。コンセプトにもある“スタイリッシュ”なイメージのキャラクターにも注目していきたい。

 

さて、ここでさらなる新情報を伝えるために、『ディバインゲート』の広報担当である四次元広報「ミスター☆ディバイン」が登場した。まるでプロレスのような入場BGMをバックに、ふたりの仲間を従えて颯爽と現れ、新情報という名のマイクパフォーマンスを見せつけてくれた。

最初の新情報として、本作のゲーム内ボイスとPVナレーターを務めた声優・ゆかなさんから、「東京ゲームショウ 2013」公開用だけのビデオレターを流してくれた。

一足先に遊んだゆかなさんは、「Open the Gate」について、「リスクの度合いを自分で選べる自由度が楽しい」と話してくれた。そして「Speedy Battle」については、「5秒という制限が“ちょうどいい”。ちょっとした空き時間に、たとえ周りがうるさくても5秒だったら集中できるのでプレイしやすいです」……と、的確なゲーム分析で本作の魅力を語ってくれたのだ。

さてさて、「ミスター☆ディバイン」による続く新情報は、本作のコラボレーションについて。これに関しては、森下氏と高野氏が「まだリリースしてないのに、コラボの話が早い!(笑)」と突っ込みを入れる場面も。

そして、気になるコラボ作品は、2009年にXbox360で発売されたアドベンチャーゲーム『シュタインズゲート』。どうやら「ゲート」繫がりで、今回のコラボに至った模様。

 

 

 

本作のコラボでは、『シュタインゲート』のキャラクターが、『ディバインゲート』の絵柄となる“スタイリッシュ”に描き下しされて登場する。さらにコラボキャラクターは、進化もしていくとのことだ。まだ見せられないようだが、斬新で魅力的なファッションに包まれるようで、こちらも楽しみにしたい要素である。

また本作のコラボには、まだまだ隠し球があるようだ。「ミスター☆ディバイン」の口からは、「数千万部単位の発行部数を誇る連載中のファンタジー漫画や、今年ヒットしたアノ作品とも……」と話した。しかし、少々口走った内容だけに、つかさず森下氏が「そこまで言っていいの?(笑)」と、苦笑いしながら静止した。

そして最後に、満を持して発表となった配信日は、Android版が9月30日に決定。「なにか大きな問題がなければ、リリースできる」と森下氏。ちなみに、iPhoneの配信日については、追っ手情報を公開していくとのことだ。

 

 

とはいえ、Androidでは、もう間もなくの配信となった『ディバインゲート』。ガンホーとアクワイアによる共同開発第1弾として、今後も注目される作品であることは間違いない。「Social Game Info」でも配信後の動向を、くまなくチェックしていくつもりだ。

 

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