【TGS2013】タイの小さなデベロッパーが放つ研ぎ澄まされた2Dベルトアクションゲーム『ゾンビヒーロー』の試遊レビュー

「東京ゲームショウ 2013」のスマートフォンゲームコーナーに、タイはバンコクの開発会社「Secret Character」がゾンビ殲滅2Dアクションゲーム『ゾンビヒーロー』を出展した。

小さなブースながらも、日本人に馴染み深いシンプルなベルトアクションゲームのようなプレイ画面に、多くの来場者が目を惹かれ興味を示していた。

試遊したところ、従来のアクションゲームと同様に、画面左に移動キー、画面右にパンチとキックの2つのボタンで攻撃を繰り出すといった、シンプルなゲーム内容だった。

とはいえ、攻撃が当たる瞬間に感じる重々しい痛快なアクション、簡単に繋がるコンボ、パンチとキックの組み合わせで多彩な必殺技が滑らかな動きで繰り出されるなど、アクションゲームとしては申し分ない作品に仕上がっている。

 

 

※画面は開発中のものです。実際のゲーム内容とは異なる場合があります。

 

本作は、ダウンロード無料のアイテム課金制となっている。スマートフォンとタブレットPCの両端末で遊ぶことができるが、個人的に筆者は手に収まるスマートフォンのほうが操作しやすかった。

従来のスマートフォン端末を横持ちで操作するアクションゲームは、なかなか小刻みに動けず次第にフラストレーションがたまっていくもの。しかし、本作はちょっとしたダッシュ機能が搭載されており、画面内を縦横無尽に動き回っては、コンボを重ねていく快感が味わえるのだ。

そして、本稿では付きっきりでゲーム指南をしてくれた開発スタッフ・Wasin Thonkaew氏からも話を聞くことができた。筆者の拙い英語でも丁寧に受け答えていただいたことには感謝だ。

 

■ Wasin Thonkaew 氏 からのコメント

本作は、パンチとキックの手順を入れ替えることで、様々な必殺技が繰り出せるクールなアクションゲームとなっています。2014年にApp Storeで配信予定ですが、反響次第ではAndroid版の制作も考えております。

また、本作はシングルプレイとなりますが、将来的にはフレンドと協力、またはPvPを楽しめるようにしていきたいです。ぜひ、日本の方も遊んでみてください。よろしくお願いします! 「アリガトウゴザイマシタ」

 

 

 

▲今回話しを伺ったWasin Thonkaew 氏。ジェスチャーを交えて本作の魅力を紹介してくれた(写真左)。

 

ブースでは、スマートフォン端末をコントローラー代わりにして、テレビ画面に映してプレイもできた(写真右)。

 

言うなれば本作は、限りなく“日本人受けするゲーム”。遠い海の向こうから来日にしたきた小さなデベロッパーの同社だが、ゲームの面白さを感じるポイントは、我々日本人と似たところに位置するのもかもしれない。

 

■ 関連サイト

プロモーションビデオ

 

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