ブシロードは、2013年11月6日(水) に「ブシロード 7 周年記念 7 大プロジェクト発表会」を秋葉原・UDXシアターで開催した。2014年に会社設立7周年を迎えることから、発表会では“7つ”のビックプロジェクトに関する発表が行われた。
発売直前のトレーディングカード(以下、TCG)『フューチャーカード バディファイト』、『ヴァイスシュヴァルツ』のほか、新作アプリ『ファイブクロス』や未発表タイトルの詳細も明らかに。本稿では、豪華ゲスト陣も出演したブシロード発表会の模様を、“7つ”のビックプロジェクトに分けてお届けしていこう。
発表会では、声優・森嶋秀太さんによる進行のもと、7大ビックプロジェクトが発表されていった。ひとつ目は、ブシロードの代表取締役社長・木谷高明氏(写真右)が登場して、同社の海外展開について語った。
「ここのところアメリカでも萌えユーザーが増えてきました。なかでもアメリカでTVCMも流している『ソードアート・オンライン』のTCGは、かなり売れているという状況になっています」と、すでに海外展開については手応えを感じていることを話した。
また、今年のTCGに関する世界大会が行われた地域は、初となるギリシャやベルギーなどを含めた15カ国31箇所で開催された模様。
そして、下部は同社による海外売上の状況だ。青が日本からの輸出、赤より上がシンガポールからの輸出となっている。前期が約20億の売上、今期の計画は30億で、さらに来期の目標としては、40億を掲げている。「最終的には、4~5年で売上100億円を達成していこうと考えています」と、意気込みをあらわにした。
また、海外展開に大きく舵をきることもあり、社員に関してもグローバル化が進んでいるとのこと。上部の右写真にもあるとおり、国籍別社員数では、シンガポール人が多く活躍しているようだ。これはシンガポールの現地法人の社員も合わせての数だが、日本だけでもシンガポール人は3人以上居る。なお、数字は子会社・新日本プロレスを抜いたグループ社員数となる。
現在は、前述した通り、日本からシンガポールに現地法人を作り、ここから子会社の形でアメリカ・ロサンゼルスにも設立。そして2014年には、イギリスで新たに現地法人を設立することを発表。「責任者は決まっていませんが、日本人ではありません。基本的には、日本人は誰もいかない可能性すらあります」と、木谷氏は海外展開の新体制を強く示した。
■今後の多言語展開
・日本語、英語、スペイン語、中国語を世界4大言語と位置づける
・2015年までに当社カードゲームのスペイン語版、中国語版の展開を目指す
・韓国語版、タイ語版に続き、他言語もライセンスによるローカライズをしていく
■ブシロード・グループ2017年7月期の海外展開に関する目標
・海外売上高比率:35%
・外国人社員比率:35% (※現在は16.9%)
・ブシロード本社に外国人の取締役登用を目指す
・カードゲームのみならず、プロレス、その他でも海外進出を目指す
「やっとここまで来ました!」と、木谷氏の掛け声とともに、TVアニメ『熱風海陸ブシロード』の続報が発表された。本作は、2002年に小説やコミックなどのメディアミックス展開が行われたSF作品であったが、度重なる不幸に見舞われ一度は制作休止状態となってしまった作品。
そのため今回の発表ができることを受けて、木谷氏は「この会社を作るときに、“必ずアニメ化するぞ!”という想いを込めて、社名をブシロードにしました。その夢がようやく叶うんで、私としても感慨深いです」と語った。
そして、本作の声優を務めるキャスト陣から主人公・アメ役の潘めぐみさん、スオウ役のKENNさん、声優ユニット「ミルキィホームズ」からはリン役の三森すずこさん、ユズ役の徳井青空さん、エリ役の佐々木未来さんが登場。
▲(左写真)潘めぐみさん、KENNさん
潘さんは「私が声優をはじめるずっと前の歴史からある作品で、いま10年のときを経て携わらせていただくのは、本当に光栄なことです。誠心誠意がんばりますので、よろしくお願いします!」と、KENNさんは「一番初めにスタッフ・キャストによる懇親会を開いていただきました。みなさん、すごく情熱があって“この作品をやるんだ…”と気迫に押されながらも、それぞれの想いに追いつけるように精一杯頑張っていきます」と、双方意気込みを語った。
ちなみに「ミルキィホームズ」の面々は、『熱風海陸ブシロード』の主題歌となる楽曲(ユーロ.ver)を、デビュー当時から歌っていたという深い関係があった。
▲左から三森すずこさん、佐々木未来さん、徳井青空さん
「デビューのときに、『熱風海陸ブシロード』のユーロ.verを歌わせていただきました。毎回ライブのたびに、この曲を歌っているので、本当にミルキィホームズとしても思いの詰まった作品となっています。そして、男子はもちろん、女の子は胸がキュンとなるシーンもあります。ぜひ、お楽しみください!」と、三森さんはアニメの魅力も添えた。
同社による絶え間無い情熱が長年注がれてきたこともあり、TCGはもとよりアプリ化など、今後のさらなるメディアミックス展開についても注目すべき作品だろう。本作は、大晦日の夜に放映スタート。
【放送日決定】
TVアニメ『熱風海陸ブシロード』3時間スペシャル
2013年12月31日(火)夜7時から TOKYO MX・BS11にて
※3時間のうち、アニメ本編は90分
■『熱風海陸ブシロード』プロモーションビデオ
⇒TVアニメ『熱風海陸ブシロード』公式サイト
ビックプロジェクトの3つ目は、「Social Game Info」でも何度か取り上げているハイブリッドTCG『ファイブクロス』。発表会では、参戦タイトルで声優を務める三森すずこさん、徳井青空さんが引き続き登場したほか、ブシロードの取締役 事業開発部 部長 広瀬和彦氏が本作の詳細を語った。
『ファイブクロス』は、ブースターパックを実店舗で購入し、パックに封入されたカードのシリアルコードをスマートフォンやPCに入力し、オンライン上のプレイ空間で遊ぶハイブリッド型のTCG。
また、本作では、9種類のカードを並べるだけでゲームを始めることができるため、ルールが難しそうと手を出せなかった方、これまでTCGに興味があったものの遊ぶ機会がなかった方、カードのコレクションとともに手軽にゲームを楽しんでみたい方など、すべての方に人気アニメタイトルを通してTCGの面白さを提供できるコンテンツだ。
第1弾タイトルとして、『IS<インフィニット・ストラトス>』『ファンタジスタドール』のブースターパックを正式サービスと同日11月8日に発売。また、それに続く参戦タイトルとして『ソードアート・オンライン』などが決定している。
じつは、TCGでお馴染みのサイン入りカードは『ファイブクロス』にも封入されている。もちろんゲーム内に取り込めば、そのままサイン入りカードも反映されるため、プレイヤーとの対戦においては注目を浴びること間違いなしだろう。さらに下記のふたつの展開が発表された。
【第1回ショップ大会開催】
第1回目のショップ大会として、2013年12月ショップ大会を、一部TCG専門店50店舗ほどにおいて開始する。なお、年内の実施は試験的なものとして、2014年より順次全国で開催の予定だ。
【ニコニコ生放送にて『ファイブクロス』紹介番組の配信決定!】
第1回放送は11月18日(日)23時30分~で、同じくニコニコ生放送で配信される『IS<インフィニット・ストラトス>2』6話上映会番組のすぐあとに配信。番組のMCには、声優の徳井青空さん、新田恵海さんが担当。毎回参戦タイトルからゲストに出演。番組内では、視聴者の方と実際にオンラインでの対戦も実施。
▲サイン入りカード(写真左)。ブースターパック(写真右)。
▲『ファイブクロス』の第1回ショップ大会では、参加特典PRカードがプレゼントされる(写真右)。
ハイブリッドTCG『ファイブクロス』は、2013年11月8日に発売&正式サービス開始。
■関連サイト
iOS版ダウンロード
Android版ダウンロード
公式サイト(PC版)
続いて、スマートフォン向けのゲーム&コミュニティ プラットフォーム「ブシモ」の新作として、『しろくろJOKER』が発表された。
本作は、一国一城の主として、自分だけの城下町を作成していくシミュレーションゲーム。穀物や資金を調達して、建物を作っていく育成要素のほかに、位置情報の機能も搭載している。
こちらの内容に関しては、すでに別途記事を掲載済みのため、下記から確認してほしい。
ビックプロジェクトの5つ目は、2014年5月24日・25日に横浜アリーナで開催される「ブシロード7周年記念イベント」について。こちらは、1日目に「ミルキィホームズ with ブシロードライブ in 横浜アリーナ」、2日目に「新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA」といった異色イベントとなる。
ミルキィホームズ統括プロデューサー・中村伸行氏(写真右)からは、今回のイベントについて「ブシロードのイベントやライブは、これまでたくさん行ってきましたが、どれも我々と一緒に成長してきたイベントでもあります。そして今回、このような大きな会場でイベントが開催できることに感動しています。しかし、これも来場者様に支えられてきたおかげです。ぜひ、ミルキィホームズと一緒に楽しんでください」と語った。
また、こちらのイベントはミルキィホームズのほかに、ブシロード作品に関するアーティストも出演する大規模なライブイベントとなる。
▲(写真左)左から菅林直樹氏、棚橋弘至選手
そして、2日目に開催される「新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA」について、新日本プロレスリング 代表取締役会長・菅林直樹氏、同じく新日本プロレスリングの棚橋弘至選手らがコメントをした。「新日本プロレスリングでは、来年から大きな会場で行うことを計画しています。今回のイベントは、その第1弾となります。また、横浜アリーナでの開催は、新日本プロレスリングにとっては11年振りとなります。11年かけて十分に力をつけてきました。横浜アリーナで戦える力はあるので、全力で盛り上げて横浜アリーナ大会に臨みます。みなさん、応援よろしくお願いします」。
【5月24日(土) ブシロード7周年記念イベント DAY1】
ミルキィホームズ with ブシロードライブ in 横浜アリーナ
【5月25日(日) ブシロード7周年記念イベント DAY2】
新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA
続いては、多彩な参戦タイトルで話題を読んでいる新世代エンタメTCG『ヴァイスシュヴァルツ』における2014年の展望を、ブシロード営業本部副本部長の田中文啓氏と、『ヴァイスシュヴァルツ』ディレクターの古池由季氏が発表した。
今年でスタートから5周年を迎える『ヴァイスシュヴァルツ』は、次のステージに向けて、新規参戦タイトルを発表。そのなかには、2014年春にTVアニメ2期も放映予定の『ラブライブ!』や、国民的TVアニメ『クレヨンしんちゃん』など、バラエティに富んだタイトル郡が軒を並べた。
■参戦タイトル
・『ログ・ホライズン』
・『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』
・『キルラキル』
・『ソードアート・オンライン』
・『初音ミク -Project DIVA- f2nd』
・『ニセコイ』
・『艦隊これくしょん』
・『クレヨンしんちゃん』
なかでも会場を沸かせたのは、大人気ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の参戦だ。今回は田中文啓氏たっての希望により、忙しい合間をぬって同作のプロデューサー・田中謙介氏が登場した。
「提督のみなさん、ご迷惑をかけてすみません。『艦隊これくしょん』の企画・開発・運営をしている田中です。えーと、すぐ戻りますので……。『艦隊これくしょん』とは、昔の戦いで頑張ったんだけど、幸せになれなかった戦艦が女の子の姿となり、彼女たちを集めながら育成していくブラウザゲームです。我々はプレイヤーのことを“提督”と呼ぶのですが、提督のみなさんが艦娘たちを応援してくれるからいまのコンテンツがあります」と、本作のバックボーンについても触れた田中謙介氏。
また、今回の『ヴァイスシュヴァルツ』参戦について、「ぼく自身アナログゲームが好きなので、このような大型タイトルに呼んでいただき大変嬉しいです。ぜひ、多くの方に遊んでいただきたく思います。よろしくお願いします」と話して、颯爽と現場を後にした。
“夢のキャラクターオールスター戦”の『ヴァイスシュヴァルツ』に今後も注目が集まる。
最後の発表となったのは、小学生向けフューチャーカード『バディファイト』の続報だ。今回は、TVアニメキャスト発表のほか、漫画連載、カードゲーム第1弾商品名の3つのトピックスが発表された。
■TVアニメ キャスト大発表
・未門 牙王役:水野 麻里絵
・ドラムバンカー・ドラゴン役:大畑 伸太郎
・龍炎寺 タスク役:斉藤 壮馬
・ジャックナイフ・ドラゴン役:安元 洋貴
・大盛 爆役:森嶋 秀太
・宇木 くぐる役:佐々木 未来
・虎堂 ノボル役:橘田 いずみ
・氷竜 キリ役:寺川 愛美
【放送情報】
2014年1月よりテレビ東京系全国ネットにてTVアニメ放送開始
■コロコロコミック 超豪華連載スタート祭り
11月15日発売『月刊コロコロコミック12月号』にて漫画連載がスタート。作者は田村光久先生。また、コロコロ史上初の初回超豪華80ページが掲載。また、PRカードが付録でついてくる。
■カードゲーム「バディファイト」第1弾商品名を公開
2014年1月24日 スタートデッキ 第1弾「強(ツヨ)ドラ」発売予定
2014年1月24日 スタートデッキ 第2弾「フォージング ブラッド」発売予定
2014年1月31日 ブースターパック 第1弾「ドラゴン番長」発売予定
商品の詳細は、『月刊コロコロコミック12月号』、12月16日開催バディファイトカンファレスで発表される。
「ブシロード 7 周年記念 7 大プロジェクト発表会」の最後は、木谷氏の言葉で締めくくられた。
木谷氏:ブシロードは2014年の7月で設立7年目を迎えます。本日は、グループ社員一同が全力で取り組んでいるプロジェクトを発表させていただきました。また、今回発表された以外にも多数のプロジェクトが進行しています。これからエンタメ業界において、ブシロードの生き様を見せていきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
TCGを中心に、アプリやアニメ、漫画などの多彩なメディアミックス展開で、エンタメ業界では大きな脚光を浴びるブシロード。「Social Game Info」としては、アナログゲームから派生したコンテンツが、いかにしてデジタルゲームに融合するかを注目視している。ジャンル・プラットフォームの垣根を越えたブシロードの勢いに今後も期待だ。
発売直前のトレーディングカード(以下、TCG)『フューチャーカード バディファイト』、『ヴァイスシュヴァルツ』のほか、新作アプリ『ファイブクロス』や未発表タイトルの詳細も明らかに。本稿では、豪華ゲスト陣も出演したブシロード発表会の模様を、“7つ”のビックプロジェクトに分けてお届けしていこう。
■①ブシロード社の海外展開について
発表会では、声優・森嶋秀太さんによる進行のもと、7大ビックプロジェクトが発表されていった。ひとつ目は、ブシロードの代表取締役社長・木谷高明氏(写真右)が登場して、同社の海外展開について語った。
「ここのところアメリカでも萌えユーザーが増えてきました。なかでもアメリカでTVCMも流している『ソードアート・オンライン』のTCGは、かなり売れているという状況になっています」と、すでに海外展開については手応えを感じていることを話した。
また、今年のTCGに関する世界大会が行われた地域は、初となるギリシャやベルギーなどを含めた15カ国31箇所で開催された模様。
そして、下部は同社による海外売上の状況だ。青が日本からの輸出、赤より上がシンガポールからの輸出となっている。前期が約20億の売上、今期の計画は30億で、さらに来期の目標としては、40億を掲げている。「最終的には、4~5年で売上100億円を達成していこうと考えています」と、意気込みをあらわにした。
また、海外展開に大きく舵をきることもあり、社員に関してもグローバル化が進んでいるとのこと。上部の右写真にもあるとおり、国籍別社員数では、シンガポール人が多く活躍しているようだ。これはシンガポールの現地法人の社員も合わせての数だが、日本だけでもシンガポール人は3人以上居る。なお、数字は子会社・新日本プロレスを抜いたグループ社員数となる。
現在は、前述した通り、日本からシンガポールに現地法人を作り、ここから子会社の形でアメリカ・ロサンゼルスにも設立。そして2014年には、イギリスで新たに現地法人を設立することを発表。「責任者は決まっていませんが、日本人ではありません。基本的には、日本人は誰もいかない可能性すらあります」と、木谷氏は海外展開の新体制を強く示した。
■今後の多言語展開
・日本語、英語、スペイン語、中国語を世界4大言語と位置づける
・2015年までに当社カードゲームのスペイン語版、中国語版の展開を目指す
・韓国語版、タイ語版に続き、他言語もライセンスによるローカライズをしていく
■ブシロード・グループ2017年7月期の海外展開に関する目標
・海外売上高比率:35%
・外国人社員比率:35% (※現在は16.9%)
・ブシロード本社に外国人の取締役登用を目指す
・カードゲームのみならず、プロレス、その他でも海外進出を目指す
■②放送開始日も決定! TVアニメ『熱風海陸ブシロード』
「やっとここまで来ました!」と、木谷氏の掛け声とともに、TVアニメ『熱風海陸ブシロード』の続報が発表された。本作は、2002年に小説やコミックなどのメディアミックス展開が行われたSF作品であったが、度重なる不幸に見舞われ一度は制作休止状態となってしまった作品。
そのため今回の発表ができることを受けて、木谷氏は「この会社を作るときに、“必ずアニメ化するぞ!”という想いを込めて、社名をブシロードにしました。その夢がようやく叶うんで、私としても感慨深いです」と語った。
そして、本作の声優を務めるキャスト陣から主人公・アメ役の潘めぐみさん、スオウ役のKENNさん、声優ユニット「ミルキィホームズ」からはリン役の三森すずこさん、ユズ役の徳井青空さん、エリ役の佐々木未来さんが登場。
▲(左写真)潘めぐみさん、KENNさん
潘さんは「私が声優をはじめるずっと前の歴史からある作品で、いま10年のときを経て携わらせていただくのは、本当に光栄なことです。誠心誠意がんばりますので、よろしくお願いします!」と、KENNさんは「一番初めにスタッフ・キャストによる懇親会を開いていただきました。みなさん、すごく情熱があって“この作品をやるんだ…”と気迫に押されながらも、それぞれの想いに追いつけるように精一杯頑張っていきます」と、双方意気込みを語った。
ちなみに「ミルキィホームズ」の面々は、『熱風海陸ブシロード』の主題歌となる楽曲(ユーロ.ver)を、デビュー当時から歌っていたという深い関係があった。
▲左から三森すずこさん、佐々木未来さん、徳井青空さん
「デビューのときに、『熱風海陸ブシロード』のユーロ.verを歌わせていただきました。毎回ライブのたびに、この曲を歌っているので、本当にミルキィホームズとしても思いの詰まった作品となっています。そして、男子はもちろん、女の子は胸がキュンとなるシーンもあります。ぜひ、お楽しみください!」と、三森さんはアニメの魅力も添えた。
同社による絶え間無い情熱が長年注がれてきたこともあり、TCGはもとよりアプリ化など、今後のさらなるメディアミックス展開についても注目すべき作品だろう。本作は、大晦日の夜に放映スタート。
【放送日決定】
TVアニメ『熱風海陸ブシロード』3時間スペシャル
2013年12月31日(火)夜7時から TOKYO MX・BS11にて
※3時間のうち、アニメ本編は90分
■『熱風海陸ブシロード』プロモーションビデオ
⇒TVアニメ『熱風海陸ブシロード』公式サイト
■③TCGとアプリが融合した作品『ファイブクロス』
ビックプロジェクトの3つ目は、「Social Game Info」でも何度か取り上げているハイブリッドTCG『ファイブクロス』。発表会では、参戦タイトルで声優を務める三森すずこさん、徳井青空さんが引き続き登場したほか、ブシロードの取締役 事業開発部 部長 広瀬和彦氏が本作の詳細を語った。
『ファイブクロス』は、ブースターパックを実店舗で購入し、パックに封入されたカードのシリアルコードをスマートフォンやPCに入力し、オンライン上のプレイ空間で遊ぶハイブリッド型のTCG。
また、本作では、9種類のカードを並べるだけでゲームを始めることができるため、ルールが難しそうと手を出せなかった方、これまでTCGに興味があったものの遊ぶ機会がなかった方、カードのコレクションとともに手軽にゲームを楽しんでみたい方など、すべての方に人気アニメタイトルを通してTCGの面白さを提供できるコンテンツだ。
第1弾タイトルとして、『IS<インフィニット・ストラトス>』『ファンタジスタドール』のブースターパックを正式サービスと同日11月8日に発売。また、それに続く参戦タイトルとして『ソードアート・オンライン』などが決定している。
じつは、TCGでお馴染みのサイン入りカードは『ファイブクロス』にも封入されている。もちろんゲーム内に取り込めば、そのままサイン入りカードも反映されるため、プレイヤーとの対戦においては注目を浴びること間違いなしだろう。さらに下記のふたつの展開が発表された。
【第1回ショップ大会開催】
第1回目のショップ大会として、2013年12月ショップ大会を、一部TCG専門店50店舗ほどにおいて開始する。なお、年内の実施は試験的なものとして、2014年より順次全国で開催の予定だ。
【ニコニコ生放送にて『ファイブクロス』紹介番組の配信決定!】
第1回放送は11月18日(日)23時30分~で、同じくニコニコ生放送で配信される『IS<インフィニット・ストラトス>2』6話上映会番組のすぐあとに配信。番組のMCには、声優の徳井青空さん、新田恵海さんが担当。毎回参戦タイトルからゲストに出演。番組内では、視聴者の方と実際にオンラインでの対戦も実施。
▲サイン入りカード(写真左)。ブースターパック(写真右)。
▲『ファイブクロス』の第1回ショップ大会では、参加特典PRカードがプレゼントされる(写真右)。
ハイブリッドTCG『ファイブクロス』は、2013年11月8日に発売&正式サービス開始。
■関連サイト
iOS版ダウンロード
Android版ダウンロード
公式サイト(PC版)
■④「ブシモ」の最新作『しろくろJOKER』発表
続いて、スマートフォン向けのゲーム&コミュニティ プラットフォーム「ブシモ」の新作として、『しろくろJOKER』が発表された。
本作は、一国一城の主として、自分だけの城下町を作成していくシミュレーションゲーム。穀物や資金を調達して、建物を作っていく育成要素のほかに、位置情報の機能も搭載している。
こちらの内容に関しては、すでに別途記事を掲載済みのため、下記から確認してほしい。
■⑤プロレス×ライブ! 7周年記念イベント
ビックプロジェクトの5つ目は、2014年5月24日・25日に横浜アリーナで開催される「ブシロード7周年記念イベント」について。こちらは、1日目に「ミルキィホームズ with ブシロードライブ in 横浜アリーナ」、2日目に「新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA」といった異色イベントとなる。
ミルキィホームズ統括プロデューサー・中村伸行氏(写真右)からは、今回のイベントについて「ブシロードのイベントやライブは、これまでたくさん行ってきましたが、どれも我々と一緒に成長してきたイベントでもあります。そして今回、このような大きな会場でイベントが開催できることに感動しています。しかし、これも来場者様に支えられてきたおかげです。ぜひ、ミルキィホームズと一緒に楽しんでください」と語った。
また、こちらのイベントはミルキィホームズのほかに、ブシロード作品に関するアーティストも出演する大規模なライブイベントとなる。
▲(写真左)左から菅林直樹氏、棚橋弘至選手
そして、2日目に開催される「新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA」について、新日本プロレスリング 代表取締役会長・菅林直樹氏、同じく新日本プロレスリングの棚橋弘至選手らがコメントをした。「新日本プロレスリングでは、来年から大きな会場で行うことを計画しています。今回のイベントは、その第1弾となります。また、横浜アリーナでの開催は、新日本プロレスリングにとっては11年振りとなります。11年かけて十分に力をつけてきました。横浜アリーナで戦える力はあるので、全力で盛り上げて横浜アリーナ大会に臨みます。みなさん、応援よろしくお願いします」。
【5月24日(土) ブシロード7周年記念イベント DAY1】
ミルキィホームズ with ブシロードライブ in 横浜アリーナ
【5月25日(日) ブシロード7周年記念イベント DAY2】
新日本プロレスリング BUCK TO YOKOHAMA ARENA
■⑥しんちゃんと島風が肩を並べる…『ヴァイスシュヴァルツ』今後の展開
続いては、多彩な参戦タイトルで話題を読んでいる新世代エンタメTCG『ヴァイスシュヴァルツ』における2014年の展望を、ブシロード営業本部副本部長の田中文啓氏と、『ヴァイスシュヴァルツ』ディレクターの古池由季氏が発表した。
今年でスタートから5周年を迎える『ヴァイスシュヴァルツ』は、次のステージに向けて、新規参戦タイトルを発表。そのなかには、2014年春にTVアニメ2期も放映予定の『ラブライブ!』や、国民的TVアニメ『クレヨンしんちゃん』など、バラエティに富んだタイトル郡が軒を並べた。
■参戦タイトル
・『ログ・ホライズン』
・『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』
・『キルラキル』
・『ソードアート・オンライン』
・『初音ミク -Project DIVA- f2nd』
・『ニセコイ』
・『艦隊これくしょん』
・『クレヨンしんちゃん』
なかでも会場を沸かせたのは、大人気ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』の参戦だ。今回は田中文啓氏たっての希望により、忙しい合間をぬって同作のプロデューサー・田中謙介氏が登場した。
▲左から田中文啓氏、古池由季氏、田中謙介氏
「提督のみなさん、ご迷惑をかけてすみません。『艦隊これくしょん』の企画・開発・運営をしている田中です。えーと、すぐ戻りますので……。『艦隊これくしょん』とは、昔の戦いで頑張ったんだけど、幸せになれなかった戦艦が女の子の姿となり、彼女たちを集めながら育成していくブラウザゲームです。我々はプレイヤーのことを“提督”と呼ぶのですが、提督のみなさんが艦娘たちを応援してくれるからいまのコンテンツがあります」と、本作のバックボーンについても触れた田中謙介氏。
また、今回の『ヴァイスシュヴァルツ』参戦について、「ぼく自身アナログゲームが好きなので、このような大型タイトルに呼んでいただき大変嬉しいです。ぜひ、多くの方に遊んでいただきたく思います。よろしくお願いします」と話して、颯爽と現場を後にした。
“夢のキャラクターオールスター戦”の『ヴァイスシュヴァルツ』に今後も注目が集まる。
■⑦フューチャーカード『バディファイト』
最後の発表となったのは、小学生向けフューチャーカード『バディファイト』の続報だ。今回は、TVアニメキャスト発表のほか、漫画連載、カードゲーム第1弾商品名の3つのトピックスが発表された。
■TVアニメ キャスト大発表
・未門 牙王役:水野 麻里絵
・ドラムバンカー・ドラゴン役:大畑 伸太郎
・龍炎寺 タスク役:斉藤 壮馬
・ジャックナイフ・ドラゴン役:安元 洋貴
・大盛 爆役:森嶋 秀太
・宇木 くぐる役:佐々木 未来
・虎堂 ノボル役:橘田 いずみ
・氷竜 キリ役:寺川 愛美
【放送情報】
2014年1月よりテレビ東京系全国ネットにてTVアニメ放送開始
■コロコロコミック 超豪華連載スタート祭り
11月15日発売『月刊コロコロコミック12月号』にて漫画連載がスタート。作者は田村光久先生。また、コロコロ史上初の初回超豪華80ページが掲載。また、PRカードが付録でついてくる。
■カードゲーム「バディファイト」第1弾商品名を公開
2014年1月24日 スタートデッキ 第1弾「強(ツヨ)ドラ」発売予定
2014年1月24日 スタートデッキ 第2弾「フォージング ブラッド」発売予定
2014年1月31日 ブースターパック 第1弾「ドラゴン番長」発売予定
商品の詳細は、『月刊コロコロコミック12月号』、12月16日開催バディファイトカンファレスで発表される。
■「ブシロードの生き様を見せていきたい」
「ブシロード 7 周年記念 7 大プロジェクト発表会」の最後は、木谷氏の言葉で締めくくられた。
木谷氏:ブシロードは2014年の7月で設立7年目を迎えます。本日は、グループ社員一同が全力で取り組んでいるプロジェクトを発表させていただきました。また、今回発表された以外にも多数のプロジェクトが進行しています。これからエンタメ業界において、ブシロードの生き様を見せていきたいと思います。今後もよろしくお願いいたします。
TCGを中心に、アプリやアニメ、漫画などの多彩なメディアミックス展開で、エンタメ業界では大きな脚光を浴びるブシロード。「Social Game Info」としては、アナログゲームから派生したコンテンツが、いかにしてデジタルゲームに融合するかを注目視している。ジャンル・プラットフォームの垣根を越えたブシロードの勢いに今後も期待だ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803