モブキャスト、第3四半期は増収・赤字転落…新作の配信遅延や広告宣伝費負担で

モブキャスト<3664>は、本日（11月8日）、第3四半期（1～9月期）の連結決算を発表し、売上高39億0700万円（前年同期比10.6％増）、営業損益1億4400万円の赤字（前年同期6億8800万円の黒字）、経常損益1億1000万円の赤字（同6億7900万円の黒字）、四半期純損益1億3500万円の赤字（同3億9400万円の黒字）だった（前年同期は単体のため、比較はあくまで参考程度と考えてほしい）。

 

同社では、自社開発コンテンツと外部ディベロッパー製コンテンツの配信が予定通り進まず、売上高を伸ばすことができなかったほか、長期間固定の広告媒体への出稿を行っていたため、売上高に占める広告宣伝費の比率が上昇し、利益率を下げた。

 

営業外収益として投資事業組合運用益を計上する一方、営業外費用として過去に撤退した事業から発生した撤退事業関連損失、 特別損失として連結子会社が提供するゲームの配信停止等に伴う保有ソフトウェア除却による固定資産除却損などを計上した。



■2013年12月期の見通し

2013年12月期は、売上高50億円（前期比1.3％増）、営業損益6億8000万円の赤字（同11億2700万円の黒字）、経常損益6億4000万円の赤字（同11億1700万円の黒字）、当期純損益6億4000万円の赤字（同6億4800万円の黒字）を見込む。