ケイブ株がS高、新作『ジャグラー×モンスター』の新規登録停止が買い材料…『艦これ』連想の声も

1月20日午前の東京株式市場でケイブ<3760>株が、取引制限値幅の上限(ストップ高)である前週末比700円(20.7%)高まで上昇した。1月15日にリリースした新作ゲームアプリ『ジャグラー×モンスター』に対する期待が株式市場で高まっており、買いが集まっているようだ。

『ジャグラー×モンスター』は、ケイブ<3760>が、パチスロなど遊技機を製造する北電子グループのキタックネットワークからライセンス許諾を受け、配信している。本作は、北電子から2012 年に発売され、絶大な人気を誇っている『ニューアイムジャグラーEX』の実機シミュレーターを搭載した、パチスロ実機シミュレーションRPGだ。

ケイブは、『ジャグラー×モンスター』のiOS先行版について、予想以上の反響でサーバーの負荷が高まったとして、1月17日から新規登録を停止(関連記事)した。18日、19日と毎日1回、先着1万人に限定しながら新規登録枠を開放、2日とも枠が埋まった。この2日間でユーザーが2万名増えた計算になる。20日も14時から先着1万人限定で開放する予定だ。

株式市場では、新規登録の一時停止を人気の現れと受け止め、買いで反応している。

とある投資信託会社のファンドマネジャーは「まるで『艦隊これくしょん』みたいだね」と評していた。『艦これ』は現在、登録者数が150万人を超えている人気ブラウザゲームだが、サーバーのアクセス負荷が高く、人数限定で徐々に新規登録枠を開放している。『艦これ』ほどの人気作となるかは不明だが、新規登録の停止が話題を呼び、ユーザーから注目を浴びる可能性はある。

売上ランキングは200位前後とまだ大きく盛り上がってはいないが、今後の動向に株式市場関係者の注目も集まりそうだ。
 
▼『ジャグラー×モンスター』の売上ランキング


■『ジャグラー×モンスター』

公式サイト

公式ツイッター


 
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
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