スクエニ、『ドラクエモンスターズ スーパーライト』のプロデューサーレターを公表　仕様変更で「金の地図ふくびき」の提供割合を明記

スクウェア・エニックス<9684>は2月6日夜、スマートフォン向けに提供している『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』（DQMSL）のプロデューサーである柴貴正氏のレターを、同作品の公式サイトで公表した。「まほうの地図ふくびき」における各メニューの名称、デザインを変え、さらに「金の地図ふくびき」における提供割合を明記する仕様変更を実施するという。

レターは「SQUARE ENIXプロデューサー 柴貴正」「Cygames 運営・開発チーム一同」「SQUARE ENIX DQMSL関係者一同」の連名で発行されている。冒頭に同作品の「まほうの地図ふくびき」に関して「皆様にご不便をお掛けしておりますこと、なにより、運営に対して不信感を与えてしまった現状を深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

レターでは「まほうの地図ふくびき」に関する対応と今後の方針について、以下のように記している。

本作のコンセプトは「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズとして、適切なゲーム難易度も含めたゲーム性を楽しんでもらうことを目標に設計し、有償ジェム（ゲーム内通貨）を購入しなくても十分に楽しめるように、レベルアップの速度や転生、パワーアップといった強化の部分などで、ゲームバランスを調整しているとのこと。しかし、現在、以下の理由から、ユーザーに対してコンセプト通りにサービスが提供できているとは言い難い状況だと認識しているという。

・コンセプトの意図が適切に伝わりにくいシステムとなっている
・不具合の発生による特別クエストの延期など、予定していた施策に遅れが発生し、有償ジェム以外でPT（パーティ）を強化できる手段が少なくなっている
・転生先のモンスターが用意されていない場合が存在している
・「金の地図ふくびき」のモンスターの提供割合について多くの意見がある一方、満足してもらえる対応に至っていない

これらの状況を受け、特に「まほうの地図ふくびき」について、サービス向上のための以下の施策を実施することを決めたという。
 

■「まほうの地図ふくびき」仕様の変更について

・「金の地図ふくびき」における提供割合、及び内容を見直す
・「金の地図ふくびき」における提供割合を明記する
・「まほうの地図ふくびき」における、各メニューの名称、デザインを変更する

仕様の変更に伴い、サービス開始から「まほうの地図ふくびき」の仕様変更前までに、「金の地図ふくびき」を利用した回数に応じた個数のジェムを贈呈。「銀の地図ふくびき」を利用した回数に応じたサポートポイントも贈呈する。詳細は以前公表した内容（関連記事）と同様だ。2月7日（金）6:00頃から順次、配布する。

なお、公式サイトでは2月7日（金）1:00頃から6:00頃までメンテナンスを実施すると発表している（※メンテナンスの開始時間と終了時間は予告なく変更する場合があるとのこと）。
 

■今後の運営・開発方針について

今後は、有償ジェムを利用しなくても楽しめるコンテンツを拡充し、「ドラクエモンスターズ」シリーズならではの遊びを実現できるよう、運営・開発チーム全員が一丸となって尽力するという。

運営・開発チームは、今回の状況を重大に受け止め、運営、開発、デバッグ体制の見直しを進めているとのこと。また、体制の見直しと同時に、ユーザーの要望や意見を吸収し、迅速にサービスに反映できるよう、対応経路の整備を進めているという。


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