【CyberZ調査】2013年のスマホ広告市場は前年比93%増の1652億円に。ディスプレイ広告と検索連動型がけん引。2014年も高成長続く見通し

サイバーエージェント<4751>の連結子会社CyberZは、本日(2月18日)、シード・プランニングと共同で、スマートフォン広告市場動向調査を行い、2013年のスマートフォン広告の市場規模は、前年比193.0%の1652億円だったと発表した。

同社では、市場拡大の要因として、通信事業者によるLTEなどの高速回線サービスの拡充が進み、スマートフォンにおける動画、書籍、音楽、ゲームなどのデジタルコンテンツ利用が促進されたことに加え、e コマース事業者によるスマートフォン向けサービス対応が加速した結果、2013 年はユーザーのインターネットによる商品・サービスの消費活動におけるスマートフォンの重要度が高まり、企業のスマートフォンユーザーを対象としたマーケティング活動がより一層強化され、スマートフォン広告需要の裾野も前年より大きく広がった、と指摘している。






■ スマートフォン広告商品別動向 

広告商品別の市場規模をみると、検索連動型広告とディスプレイ広告の伸びが目立ち、検索連動型広告市場が 854 億円(前年比 168.4%)、ディスプレイ広告市場が 652 億円(前年比 275.1%)、成果報酬型広告市場が 146 億円(前年比 130.4%)となった。




 
広告商品別動向は以下のとおり。 
 
【 検索連動型広告 】 
2013 年、大手事業者により広告配信プラットフォームの大幅な仕様変更が行われ、広告主は PC・スマートフォンなど複数のデバイスに対して、一括かつ横断的に広告配信をすることが可能になった。これにより、従来 PC 向けに検索連動型広告を出稿していた多くの広告主がスマートフォン向けの広告出稿をはじめ、スマートフォン向け検索連動型広告需要が促進された。 


【 ディスプレイ広告 】 
国内ゲームデベロッパーのプロモーション需要に加えて、海外デベロッパーの日本進出、大手小売・飲食チェーンなどの O2O プロモーション需要、E コマース事業者ほか、幅広い広告主の集客需要の増加を背景に、これら広告主の特性に合わせた需要に対応する、新たな広告商品の提供が進んだ。その結果、ディスプレイ広告市場は前年に引き続き、大きく拡大した。2012 年後半より提供された、ソーシャルメディアにおけるバナー広告やタイアップ広告、さらに、動画広告の需要が急増し、ディスプレイ広告市場の成長に大きく寄与した。 
 
 
【 成果報酬型広告 】 
ゲームデベロッパーのプロモーション需要の増加により、成果報酬型広告需要も前年に引き続き増加。成果報酬型広告はこれまで、ユーザーのアプリインストールに応じて、ポイントなどのインセンティブを付与する形式が主流だったが、2013 年にはインセンティブを付与しないタイプの成果報酬型広告が一定の規模で普及した。ゲームを中心に国内外より多くのデベロッパーによる参入が進み競争が激化する中、短期的に一定の投資対効果が得られる成果報酬型広告は、今後も大手アプリデベロッパーを中心に、安定したプロモーション需要が見込まれる。



■ 2014 年のスマートフォン広告の市場規模見通し

続く2014年のスマートフォン広告市場の規模について、前年比39.4%増の2304億円と引き続き拡大する見通し。昨年予測時の1526 億円から1.5 倍増加で、市場規模の拡大が昨年の予想を上回っているようだ。

広告商品別では、検索連動型広告が 1,257 億円(前年比 147.2%)、ディスプレイ広告 870 億円(前年比133.4%)、成果報酬型広告 177 億円(前年比 121.2%)で、検索連動型広告とディスプレイ広告がけん引するという。

【検索連動型広告市場】
ユーザーの検索利用の拡大に伴い、高い水準の成長が見込まれる。


【ディスプレイ広告市場】
ソーシャルメディア広告および動画広告の需要拡大、スマートフォン向け DSP の配信ボリュームの拡大も期待され、自社のデータを活用したターゲティング広告の普及などにより、市場全体が活性化されることが期待される。


【成果報酬型広告
アプリデベロッパーからの根強い需要のもと、広告表現の多様化が進展することで、引き続き安定した市場成長が見込まれる。



■ スマートフォン広告市場の今後

なお、中期的な見通しについて、CyberZでは、2016 年にはスマートフォン広告市場規模は、2013年比で85.1%増の3058億円になる、との見方を示した。2014 年以降も、スマートフォン端末の普及や、デジタルコンテンツ、E コマース市場の成長に沿って、今後も中期的に高い成長率を維持することが予想される。

また新しい技術を活用した、より精度の高いスマートフォン向けターゲティング手法の普及や、動画広告市場の拡大をはじめ、市場の活性化につながる従来にない新しいメディア広告商品の登場など様々な変動要素を含んでおり、現時点の予想を上回る成長水準となる可能性もある。



■ 調査概要 
調査主体:株式会社 CyberZ 
調査時期:2013 年 12 月から 2014 年 2 月 
調査方法:スマートフォン広告市場関係者へのヒアリング、調査主体ならびに調査機関が保有するデータ、公開情報の収集 
調査対象:スマートフォン広告市場ならびに関連市場 
調査機関:株式会社シード・プランニング 
株式会社CyberZ
https://cyber-z.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社CyberZ
設立
2009年4月
代表者
代表取締役社長CEO 山内 隆裕
決算期
9月
企業データを見る