ガーラ<4777>は、本日(5月12日)、2011年3月期の連結決算を発表し、売上高45億5900万円(前期比7.3%増)、営業利益4100万円(同87.5%減)、経常利益300万円(同98.6%増)、当期純損失2億7100万円(前期1億2100万円)だった。
同社では、サービス提供エリアの拡大や提供タイトル数の増加により増収を達成したものの、為替が対米ドル・対ユーロで円高となったため、円貨ベースでは緩やかな増収にとどまった、としている。
また、営業利益と経常利益については、新規タイトルのリリースとそれに伴う人件費・プロモーション費用が増加したため、前期に比べて大幅なマイナスとなった。
また特別損失として、「Airmatch」の開発中止における減損損失(2億0700万円)や、米国における過年度にかかる外国付加価値税(1億5800万円)を計上したため、最終損益は赤字となった。
なお、地域別の状況は以下のとおり。日本は売上高9億6800万円、営業損失2億2500万円、米国は10億8900万円、営業損失900万円、欧州は売上高20億7800万円、営業利益3億0700万円、韓国は売上高11億8200万円、営業利益3300万円だった。
■2012年3月期の見通し
2012年3月期は、売上高50億円(前期比9.7%増)、営業利益2億円(同382.2%増)、経常利益2億円(同66.6倍)、当期純利益1億円(黒字転換)を見込む。
同社では、米国・欧州・日本におけるオンラインゲーム事業において、2011年3月期中に商業化を開始したゲームタイトルが業績に寄与するほか、今後商業化を予定している新規ゲームタイトルが売上高に寄与する見通し。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777