ポールHD、2014年1月期は2ケタ増収増益…ネイティブアプリのデバッグやネット看視の受注好調で

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス(ポールHD)<3657>は、本日(3月10日)、2014年1月期の連結決算を発表し、売上高27.7%増、営業利益16.8%増と2ケタ増収増益を達成した。国内外でのデバッグ・検証業務が伸びたほか、ネットショッピングやオークションの出品物チェック、広告審査、ユーザーサポート業務が増加したことによる。

同社の発表した決算は、売上高138億7900万円(同27.7%増)、営業利益21億4400万円(同16.8%増)、経常利益22億9000万円(同21.5%増)、当期純利益12億0500万円(同29.4%増)だった。

 


(1)デバッグ・検証事業は、売上高107億7200万円(同29.0%増)、営業利益19億7300万円(同12.7%増)だった。ネイティブアプリのゲーム内容の複雑化し、1タイトルあたりのデバッグ規模拡大やタイトル数の増加とも相まって、モバイルコンテンツ向けデバッグ業務の受注が増加した。ニンテンドー3DS用タイトルを中心に家庭用ゲームソフトの受注が増加。2012年10月に買収した海外子会社の売上が通年寄与した。さらにの日本・米国・英国・中国・シンガポール子会社が連携して、エンドユーザーからの問い合わせに対応する業務も受注したとのこと。

(2)ネット看視事業は、売上高30億4600万円(同21.3%増)、営業利益1億8200万円(同187.5%増)だった。ネットショッピングサイトやオークションサイトにおける出品物チェック業務、薬事法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関するエンドユーザーからのお問い合わせ対応業務等の需要が増加した。また各自治体の教育委員会や私立学校から委託を受けた学校裏サイトの調査業務は、提案型入札案件の受注が順調に推移した。

 



■2015年1月期の見通し

2015年1月期は、売上高149億6100万円(前期比7.8%増)、営業利益21億8300万円(同1.8%増)、経常利益21億8600万円(同4.5%減)当期純利益12億1100万円(同0.5%増)を見込む。

 
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
https://www.phd.inc/

会社情報

会社名
ポールトゥウィンホールディングス株式会社
設立
2009年2月
代表者
代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
決算期
1月
直近業績
売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3657
企業データを見る