【ゲーム株概況】値ごろ感から押し目買い入る。コロプラが7%を超える上昇。円安受けて任天堂も高い

3月24日の東京株式市場では、ゲーム関連株は堅調な銘柄が目立った。為替の円安を受けて日経225銘柄を中心とする主力株が反発したことに加え、直近の下落で値ごろ感が強まり、押し目買いが入った模様だ。権利付き最終日を3月26日に控えて権利取りの動きもあったようだ。コロプラ<3668>が前営業日比で7.7%の上昇となったほか、ケイブ<3760>、クルーズ<2138>、enish<3667>、スクウェア・エニックスHD<9684>、任天堂<7974>などの上昇が目立った。

コロプラ<3668>が前営業日比189円高(7.67%上昇)の2652円で取引を終えた。1月23日に付けた直近の高値(4475円)から40%以上株価を下げたことで、株価に値ごろ感がでたことから買いが入った模様だ。また育成ゲーム『星の島のにゃんこ』が売上ランキングで順位を上げてきたほか、Google Playで売上ランキング30位台で推移している『スリングショットブレイブズ』のiOSアプリ版への期待も高まっているようである。

また、任天堂<7974>が600円高の1万2150円で取引を終えた。こちらも1月10日に付けた直近高値(1万6150円)から30%近く下落したことで買い戻しの動きが出たほか、為替の円安が好感された模様。1ドル=102円台で推移したこともあり、輸出関連株が買われたが、任天堂もその一環として物色対象になった模様。このほか、大手ゲーム会社も堅調だった。

半面、前週末にゲーム関連株の中で逆行高をみせたドリコム<3793>は同6000円安(1.73%下落)の34万1000円で取引を終えた。バンダイナムコゲームスと共同で配信中の『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』が週末も堅調に推移したことを受けて買われていたものの、引けにかけて利益確定の売りに押された模様。

 
銘柄名<コード> 現在値 前日比 前日比率
コロプラ<3668> 2,652 189 7.67%
ケイブ<3760> 1,750 100 6.06%
クルーズ<2138> 5,000 285 6.04%
enish<3667> 1,821 101 5.87%
スクウェア・エニックスHD<9684> 2,139 118 5.84%
任天堂<7974> 12,150 600 5.19%
ボルテージ<3639> 1,545 71 4.82%
グリー<3632> 1,078 48 4.66%
カプコン<9697> 1,891 83 4.59%
コーエーテクモHD<3635> 1,288 56 4.55%
日本一ソフトウェア<3851> 710 28 4.11%
アエリア<3758> 1,405 55 4.07%
ネクソン<3659> 820 28 3.54%
マーベラスAQL<7844> 789 26 3.41%
ミクシィ<2121> 5,210 100 1.96%
アクセルマーク<3624> 655 10 1.55%
コナミ<9766> 2,407 33 1.39%
日本ファルコム<3723> 832 11 1.34%
セガサミーHD<6460> 2,276 29 1.29%
ディー・エヌ・エー<2432> 1,904 20 1.06%
モブキャスト<3664> 718 2 0.28%
エイチーム<3662> 4,760 10 0.21%
GMOインターネット<9449> 1,018 -4 -0.39%
オルトプラス<3672> 1,940 -10 -0.51%
ガーラ<4777> 171 -1 -0.58%
ドリコム<3793> 341,000 -6,000 -1.73%
ガンホーOE<3765> 578 -16 -2.69%
バンダイナムコHD<7832> 2,203 -72 -3.16%
KLab<3656> 634 -22 -3.35%
サイバーエージェント<4751> 3,750 -225 -5.66%