タカラトミー<7867>は、本日(5月13日)、2014年3月期の連結決算を発表し、売上高1559億6800万円(前期比12.9%減)、営業利益34億0700万円(同33.8%増)、経常利益33億7200万円(同28.6%増)、当期純利益4億6900万円(前期70億9700万円の赤字)だった。
同社では、7月に完全子会社トイズユニオンの全株式を譲渡し、連結から除外したことに伴い、売り上げが前年実績を下回ったものの、前年度実施した希望退職募集による人員の適正化、広告宣伝費の圧縮など、販売管理費の削減を進めたことにより、営業利益は30%を超える伸びとなった。さらに経常利益は営業外収益における為替差益の増加も寄与した。
また、最終利益は、黒字転換に成功したものの、4億6900万円にとどまった。同社では、投資有価証券売却益など特別利益11億5000万円、中国における一部事業の撤退に伴う費用、TOMY Internationalグループの事業構造改善費用、投資有価証券売却損など特別損失16億9900万円、法人税等合計22億9800百万円を計上したことによる。
なお、売上高については、「トミカ」やトレーディングカードゲームの販売が堅調に推移するとともに、「トランスフォーマー」関連商品の輸出が伸長したほか、アミューズメントマシン「ポケモントレッタ」が引き続き人気だったという。このほか、TOMY Internationalグループでは、日本とのクロスセリングを本格化させ、「ポケモン」関連商品や日本で好評を博している体感型ロボット「バトロボーグ」の販売も拡大したという。
各セグメント別の状況は以下のとおり。
(1)日本は売上高1089億4100万円(同21.1%減)、営業利益74億2700万円(同5.5%増)だった。トイズユニオンをハピネットに上等したことに伴い、売り上げがマイナスとなった。ただし、「ドリームトミカシリーズ」の販売が好調に推移するとともに、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」では、新規ユーザー拡大のための積極的なマーケティング展開が奏功し堅調だった。「トランスフォーマー」も新商品ラインが人気を集め、特に海外向けの輸出が伸長した。ただし、販売管理費の圧縮が増益要因となった模様。
(2)北米・欧州・オセアニアは、売上高421億2700万円(同6.7%増)、営業損益7億2300万円の赤字(前期16億3700万円の赤字)だった。TOMY Internationalグループでは、日本とのクロスセリングを本格化させ、グローバルトイライセンス契約を締結した「ポケモン」関連商品や日本で好評を博している体感型ロボット「バトロボーグ」の販売が拡大した。ただっし、重点商品のマーケティングを強化したことで広告宣伝費が増加するとともに、商標利用権等の償却費が計上されたため、営業赤字は継続した。
(3)アジアは、売上高495億円(同70.9%増)、営業利益5億2600万円(同63.6%減)だった。インドネシアにおいて現地の男児が好む自動車と動物両方を商品デザインに取り入れた独自のキャラクター玩具「アニマルホイールズ」を発売し人気を博した。ただ、中国事業での販売不振や在庫評価減を計上したことにより、営業利益はマイナスとなった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期の連結業績は、国内外の玩具販売伸長を見込んでおり、売上高1600億円(前期比2.6%増)、営業利益40億円(同17.4%増)、経常利益35億円(同3.8%増)、当期純利益10億円(同112.8%増)と増収増益を見込む。
同社では、7月に完全子会社トイズユニオンの全株式を譲渡し、連結から除外したことに伴い、売り上げが前年実績を下回ったものの、前年度実施した希望退職募集による人員の適正化、広告宣伝費の圧縮など、販売管理費の削減を進めたことにより、営業利益は30%を超える伸びとなった。さらに経常利益は営業外収益における為替差益の増加も寄与した。
また、最終利益は、黒字転換に成功したものの、4億6900万円にとどまった。同社では、投資有価証券売却益など特別利益11億5000万円、中国における一部事業の撤退に伴う費用、TOMY Internationalグループの事業構造改善費用、投資有価証券売却損など特別損失16億9900万円、法人税等合計22億9800百万円を計上したことによる。
なお、売上高については、「トミカ」やトレーディングカードゲームの販売が堅調に推移するとともに、「トランスフォーマー」関連商品の輸出が伸長したほか、アミューズメントマシン「ポケモントレッタ」が引き続き人気だったという。このほか、TOMY Internationalグループでは、日本とのクロスセリングを本格化させ、「ポケモン」関連商品や日本で好評を博している体感型ロボット「バトロボーグ」の販売も拡大したという。
各セグメント別の状況は以下のとおり。
(1)日本は売上高1089億4100万円(同21.1%減)、営業利益74億2700万円(同5.5%増)だった。トイズユニオンをハピネットに上等したことに伴い、売り上げがマイナスとなった。ただし、「ドリームトミカシリーズ」の販売が好調に推移するとともに、トレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」では、新規ユーザー拡大のための積極的なマーケティング展開が奏功し堅調だった。「トランスフォーマー」も新商品ラインが人気を集め、特に海外向けの輸出が伸長した。ただし、販売管理費の圧縮が増益要因となった模様。
(2)北米・欧州・オセアニアは、売上高421億2700万円(同6.7%増)、営業損益7億2300万円の赤字(前期16億3700万円の赤字)だった。TOMY Internationalグループでは、日本とのクロスセリングを本格化させ、グローバルトイライセンス契約を締結した「ポケモン」関連商品や日本で好評を博している体感型ロボット「バトロボーグ」の販売が拡大した。ただっし、重点商品のマーケティングを強化したことで広告宣伝費が増加するとともに、商標利用権等の償却費が計上されたため、営業赤字は継続した。
(3)アジアは、売上高495億円(同70.9%増)、営業利益5億2600万円(同63.6%減)だった。インドネシアにおいて現地の男児が好む自動車と動物両方を商品デザインに取り入れた独自のキャラクター玩具「アニマルホイールズ」を発売し人気を博した。ただ、中国事業での販売不振や在庫評価減を計上したことにより、営業利益はマイナスとなった。
■2015年3月期の見通し
2015年3月期の連結業績は、国内外の玩具販売伸長を見込んでおり、売上高1600億円(前期比2.6%増)、営業利益40億円(同17.4%増)、経常利益35億円(同3.8%増)、当期純利益10億円(同112.8%増)と増収増益を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867