ミクシィの株式時価総額が東証マザーズ市場で一時首位に…サイバーエージェントを上回る

6月17日午前の東京株式市場で、ミクシィ<2121>の株式時価総額がサイバーエージェント<4751>を上回り、新興企業向けの東証マザーズ市場全体で首位となった。午前の取引の終値時点で、ミクシィの時価総額は前日比455億円増の2792億円となり、サイバーエージェント（同34億円減の2696億円）を上回った。

ミクシィの株価は前日比2340円（16.7％）高の1万6380円まで上昇した。一方、サイバーエージェントの株価は1％安と下げた。個人投資家などの間で、ミクシィのスマートフォン向けゲーム『モンスターストライク』の成長期待が強く、買いが向かった。新興株式市場で前日まで人気化していたロボット関連株の上昇が一服しているため、短期資金がミクシィに戻ってきているとの見方があった。
 
ミクシィは今年5月末から6月にかけてディー・エヌ・エー<2432>やグリー<3632>の時価総額を相次いで上回っており、株式市場におけるモバイルゲーム企業の中で存在感を高めてきている。

なお、今年4月に東証マザーズから東証1部に市場変更したコロプラの時価総額は3470億円。また、東証マザーズ市場の時価総額上位は、ミクシィとサイバーエージェントに続き、3位がバイオ企業のタカラバイオ<4974>の1800億円、4位に医薬品のペプチドリーム<4587>の1100億円、5位にロボット技術のサイバーダイン<7779>の1000億円となっている。