GMOインターネット、第2四半期は営業15.4%減益…インフラ事業のプロモーション費用やネット広告での先行投資で ゲーム事業は赤字幅縮小 

GMOインターネット<9449>は、本日(8月1日)、第2四半期(2014年1~6月期)の連結決算を発表し、売上高524億5400万円(前年同期比12.4%増)、営業利益49億6400万円(同15.4%減)、経常利益49億3500万円(同16.1%減)、四半期純利益27億2300万円(同13.6%増)だった。

 


同社では、インターネット証券事業ではボラティリティの低下による取引高の減少を受けて売上が減少したものの、インターネットインフラ事業が10四半期連続して20%を超える売上成長となったことにより、2ケタの増収を達成した。

利益面では、インターネットインフラ事業を中心に積極的なプロモーションを行なったこと、インターネット広告・メディア事業で自社商品の開発・拡販に向けた投資コストが先行したことなどにより営業減益となった。

四半期純利益は前年同期比でプラスとなったが、これはグループの利益創出能力の向上と再編などによる税負担の最適化と、特別損失の減少が主な要因だった。

なお、スマートフォン・オンライン向けゲームの開発・運用を行なうモバイルエンターテイメント事業は、4~6月期の売上高16億5900万円(同34.7%増)、営業損益1億2600万円の赤字(前年同期1億7000万円の赤字)だった。「幻想のミネルバナイツ」「征戦エクスカリバー」など既存タイトルが引き続きGoogle Play売上ランキングに定着したほか、「LINEドリームガーデン」も順調にユーザー数を伸ばしたものの、損益分岐点を超える売上を達成するには至らなかったとのこと。

その他、セグメント別の状況は以下のとおり。
 



■2014年12月期の見通し

2014年12月期は、売上高1050億円(前期比12.1%増)、営業利益125億円(同13.6%増)、経常利益125億円(同14.2%増)、当期純利益55億円(同4.9%増)を見込む。

 
GMOインターネットグループ株式会社
http://www.gmo.jp/

会社情報

会社名
GMOインターネットグループ株式会社
設立
1991年5月
代表者
代表取締役会長兼社長・グループ代表 熊谷 正寿
決算期
12月
直近業績
売上高2456億9600万円、営業利益437億4600万円、経常利益460億2500万円、最終利益132億900万円(2022年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9449
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