NHN PlayArtの新作『LINEレヴァナントゲート』の魅力に迫る 快適な操作性で家庭用ゲーム並みのアクションRPGを実現 「ツムツム」に続くヒットタイトル目指す
NHN PlayArtは、8月18日、本格3Dアクション RPG『LINE レヴァナントゲート』を提供することを明らかにした。提供開始時期は今夏で、現在事前登録の受付を行っている。タイトル名自体は「LINE GAME」のオープン化の時点から名前が出ていたタイトルなのだが、長い沈黙期間を経ていよいよリリース間近に迫ったようだ。今回、『LINE レヴァナントゲート』の魅力に迫っていこう。
■王道系のアクションRPG
本作は、物語を進めながら、主人公キャラクターの育成やバトルが楽しめる、ファンタジー系のアクションRPGだ。謎多き王女「アリア」とともに、奇妙な紋様が描かれた石版「レヴァナントゲート」の破壊を目指し、悪しき冥界の魔物たちを倒していく内容で、ゲーム自体は王道系のファンタジー・アクションRPGといっていいだろう。
アリアや酒場などから依頼されたミッションをクリアすることで、達成報酬として様々なアイテムを獲得し、主人公のレベルやスキルを上げていく。また、貯めたコインで装備品を購入できるほか、魔物から収集した素材を使用して装備を強化・進化させることで、より高度なミッションに挑み、ダイナミックなバトルが楽しめる。
キャラクター強化の鍵となる武器・防具・アクセサリーは、「進化」も含めて250種類以上、用意されるとのこと。素材を集めて装備を強化・進化させていくと、装備の見た目も変化するという。装備のなかにはスキルがついているものもあり、戦闘中などに使うことで戦闘を有利に進めることができる。武器は敵の属性や特徴に合わせて、剣・槍・斧を切り替えていく必要がある。
また、3Dによるグラフィックも実に美しい。バトル中の流れるようなモーションはもちろん、スキル発動時やボスモンスター登場時の派手な演出、そして、武器や防具などの変更による着せ替え要素などはみどころだ。さらにクエストなどの合間に流れるストーリームービーでは、繊細に描かれたキャラクターによる、ちょっとコミカルなやりとりも楽しめる。
■初心者から上級者まで楽しめる快適な操作性を実現
開発中のバージョンをテストプレイさせてもらったのだが、まず快適な操作性に驚かされた。画面に表示されたバーチャルパッドと攻撃、ガード、スキルの各種ボタンを操作していくわけだが、操作感度も良好。思うように動かせないといったこともなく、本当にストレスなく遊べる。
さらに、近くにいる敵へのターゲットを自動的にロックする「ターゲットロック機能」も注目だ。これにより、ターゲットになった敵にはどのような方向に向いていても、攻撃ボタンを押すだけで自動的に方向を変えて攻撃してくれる。アクションゲームが好きだけど上手ではない人には嬉しい限りだろう。
バーチャルパッドを使ったアクションゲームは遊びづらい、あるいは難易度が高いと敬遠する人もいるかもしれないが、そうした人にこそおすすめしたい。
【敵に背を向けているが攻撃ボタンを押すと向きを変えて攻撃してくれる。アクションゲームの苦手な人にはありがたい機能だ】
同社の開発ディレクターによると、操作関係への作り込みは特に力を入れたポイントで、相当な開発期間をかけたとのことだった。社内スタッフによるテストだけでなく、社内で実際にゲームユーザーにNHN PlayArtまで来てもらってテストを行い、そのフィードバックをもとに改善したという。
これ以外にもアクションゲーム上級者向けには、背面から攻撃して大ダメージを与える「バックスタブ」や、盾で敵の攻撃を受け流して反撃する「パリィ」など、アクションゲームにはおなじみの要素も導入されている。これらをうまく使うことで、敵を容易に倒すことができ、高スコアを狙うといったことも可能になる。
■友だちのキャラを借りて冒険、将来的にはリアルタイムプレイも
「LINE GAME」ならではの要素はどういった点だろうか。プレゼント機能や招待機能のほか、LINEの友だちのキャラクターを借りて、冒険することができる。友だちが遊んでいない場合、NPCを連れていけるが、設定も弱いため、友だちのキャラクターを使う方が有利になるそうだ。将来的には、友だちとのリアルタイムプレイの実装も視野に入れているという。
■『ツムツム』に続くヒットタイトルを目指す
同社の開発ディレクターは、「カジュアルゲームの多い「LINE」で出すにはチャレンジングなタイトルだ。「LINE」に登録しているコアなゲームファンにはぜひ遊んでもらいたいが、ゲームに慣れていない人でも楽しめるアクションゲームに仕上がっている。『LINE:ディズニーツムツム』に続くヒットタイトルに育てたい。」と抱負を語った。
今回、NHN PlayArtは、国内外のゲーム開発会社に委託するのではなく、すべて内製で開発している。社内の開発部門に3Dエンジンがない状態からスタートしたため、開発には期間を要したものの、「LINE GAME」の新しい方向性を示すフラッグシップタイトルと呼ぶにふさわしいゲームに仕上がりつつある。正式サービス開始が待ち遠しい限り。気になる方には早めに事前登録をしておくことをおすすめしたい。
(c) NHN PlayArt Corp.
※掲載中の画像はすべて開発中のもので、正式リリース後に変更される可能性があるのでご注意ください。
会社情報
- 会社名
- NHN PlayArt株式会社
- 設立
- 2015年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 丁 佑鎭
- 決算期
- 12月