【ゲーム株概況（10/16）】ゲーム関連株は軟調　エボラ関連に短期資金　アクロディアが一時値下がり率1位に　上方修正のモブキャストも下げる

東京株式市場では、日経平均は大幅反落。前日比335.14円安の1万4738.38円で取引を終えた。一時400円安となり、5月30日以来の安値水準となった。世界景気の先行き不透明勘やエボラ出血熱の感染拡大に対する警戒感が背景にあるという。

こうした状況もあり、ゲーム関連銘柄は軒並み下落した。特に新興市場では、興研や重松、日本エマージェンシー、不二ラテックスなどエボラ出血熱関連柄に短期資金が移ったことも下げを誘発したようだ。そのため、東証1部銘柄の方が相対的に下げが小さくなっている。

モブキャスト<3664>が大幅安。前日比73円安の825円で取引を終えた。同社は、15日、2014年12月期の連結業績について、営業利益を従来予想の1億円から2億5000万円～3億円に引き上げた。業績改善を示すものではあったが、全体相場が軟調なこともあり、特に材料視されなかった模様だ。

アクロディア<3823>も大幅安となった。前日比51円安の260円で取引を終えた。同社は、15日、2014年8月期の連結決算を発表し、減収・赤字幅拡大となった。営業損益が3億8700万円の赤字となり、前年同期の同8000万円の赤字から拡大した。従来予想の営業利益3000万円から大きく下振れとなったことが嫌気されたようだ。


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