Glu、第3四半期の売上高は約97億円…過去最高の業績を記録。実物モデルを題材にしたADV『Kim Kardashian: Hollywood』が大幅寄与…全体売上の半分を占める
▲Glu 売上高
売上の割合を各プラットフォーム別に見ると、iOS経由が前四半期比で11%増の67%、Android経由が同7%減の31%となり、iOS経由の売上が著しく増加。また、売上の割合を収入源別に見ると、アプリ内課金が前四半期比で9%増の85%、オファー広告・インセンティブ型広告が同6%減の14%、その他(フューチャーフォン経由の売上も含む)が同3%減の1%。
■『Kim Kardashian: Hollywood』が全体売上の半分を占める
また、3Q売上の割合をタイトル別に見ると、2014年6月にリリースされた『Kim Kardashian: Hollywood』が驚くことに、同社全体売上の半分を占める54%で4340万ドル(約50億円)となった。
本作は、モデル・女優とマルチに活動するセレブ「キム・カーダシアン」を題材にしたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは、自分だけのスターセレブを作り、数百種類にも及ぶファッションに身を包んでセレブ生活を気ままに体験していく。
また、「キム・カーダシアン」本人が実際のゲーム内でも登場し、ボイス付きで様々なアドバイスを送ってくれるなど、本格的な接点が持てるのは人気のひとつかもしれない。加えて、彼女自身がTwitterなどで積極的にゲームプレイの様子を伝えているのも大きい。なお、彼女のTwitterのフォロワーは2500万。ゲームの面白さはもちろん、きちんと芸能人が協力した絶大なプロモーション効果も寄与しているようだ(関連記事)。
これに続いて、3Qのタイトル別売上高は、人気ハンティングゲーム『DEER HUNTER 2014』が990万ドル(約11億円)、前者の恐竜バージョン『Dino Hunter:Deadly Shores』が720万ドル(約8億円)、新作レースゲーム『Racing Rivals』が580万ドル(約7億円)となった。
なお、売上を地域別にみると、北米(アメリカ・カナダ)が前四半期比で87%増の4200万ドル(約48億円)、アジアから同2%減の890万ドル(約10億円)、その他地域から同48%増の1360万ドル(約15億円)を売上げる、という結果になった。
11月にリリースした『Contract Killer: Sniper』をはじめ、「エタニティウォリアーズ」のゲームエンジンを基に開発した新作RPG『Blood & Glory: Immortals』を2015年1月にリリース予定、そして人気FPSのシリーズ最新作『Frontline Commando: World War II』を2015年第2四半期にリリース予定とのことだ。
▲そのほかの既存タイトルに関しても次の展開が控えている。
看板タイトル『DEER HUNTER』シリーズの最新作も準備中だ。
(C) glu