IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、2011年4月のディレクター・プロデューサー職採用動向を発表した。
ソーシャルゲーム・オンラインゲーム業界では、前月ストップした新規求人が10%程度増加し、再び求人数の増加が見られた、としている。4月に入って年間の採用計画が立ち、募集を開始する企業が増えていることが主な要因。
また、WEB(PC)・モバイル・スマートフォン関連の求人も全体で5%増加し、特にWEBでは、インターネット業界全体の活性化に伴って自社サイト運営企業だけでなく、代理店や制作会社の求人も目に付くようになったとのこと。
モバイルに関しては、スマートフォン関連か、スマートフォン関連にガラケー向けを加えた求人が増加傾向。
コンシューマーゲームは、プランナー、ディレクター、プロデューサーとも求人数の増減はなかった模様。採用のハードルは高く、厳選した採用方針となっているものの、ニーズは継続的にあり、転職成功例が複数出ているという。ただ、コンシューマー機(特に次世代機)における経験を問われる可能性が高いため、モバイルのゲームやオンラインゲームからの転職を希望する場合には厳しい状況にあると指摘している。
ワークポートでは、今後の見通しについて、ソーシャルゲーム・オンラインゲーム業界では、昨年ヒットタイトルを出した企業が積極的な採用方針を打ち出しているほか、大手パブリッシャーもソーシャルゲーム専門の企業を設立するなど追い風が吹いている、としている。急激な求人増加は望めないものの、継続募集や追加募集は安定的に推移していく、との見方を示した。
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