ランサーズ、KDDIやグロービス、コロプラ、グリーなどから10億円の資金調達　KDDI、グリー、インテリジェンスと業務提携

ランサーズは、この日（12月2日）、KDDI<9433>、インテリジェンスホールディングス、コロプラ<3668>、グリーベンチャーズ、グロービス・キャピタル・パートナーズ、GMO VenturePartnersを割当先とする総額10億円の第三者割当増資を実施したことを明らかにした。また、KDDI、インテリジェンス、グリー<3632>の3社と業務提携を締結し、クラウドソーシングの普及とサービス拡充を行う。

ランサーズは、クラウドソーシングサービス「ランサーズ」の運営会社。2008年12月より日本初のクラウドソーシングサービスを開始し、業界のパイオニアとして成長を続けており、上場企業を始めこれまで10万1000社以上に利用され、登録数は国内最多の約41万人に達しているとのこと。

今回、クラウドソーシングの普及、ランサー（フリーランサー）支援、人材採用、システム開発による「ランサーズ」事業のさらなる成長を促進するために資金調達を行った、としている。また、各社と業務提携を行い、企業のクラウドソーシング活用を促進することで、ランサーへのビジネス機会をさらに拡充していく。
 

■ KDDIとの業務提携
中小企業の人材不足が日本経済の課題となっている今、ランサーズとKDDIは、企業のクラウドソーシング活用による人材資源のオープン化を推進する。また、企業の発注案件を増やす、首都圏以外のランサーへ供給することで、時間と場所にとらわれず、多様で柔軟な働き方の普及を進め、元気で豊かな地方の創生をサポートする。


■インテリジェンスとの業務提携
ランサーズとインテリジェンスは、これまである正社員や、契約社員、アルバイトという働き方加え、クラウドソーシング「ランサーズ」で働くという選択肢を提案する。国内人材大手企業であるインテリジェンスと包括的な業務提携を行い、人材事業での協業を強化し、企業や個人の働き方が激しく変化する今、個人に対してより多様な働き方を提供する。


■グリーとの業務提携
「GREE」を運営し、多種多様なモバイルゲームを国内外に提供するグリーの制作業務の担い先として協力関係を築いていく。モバイルゲームやインターネットサービスでは、アートやランディングページの作成、ライティングなど幅広い制作業務が必要となる。ランサーズはグリーとの業務提携を通じ、これまで以上に、スキルや適正のあるランサーが活躍できる機会を提供していく。