マイクロアドとCCCマーケティング、CCCが保有する実店舗の購買データを活用した広告配信を開始

マイクロアドと、CCCマーケティングは、業務提携に合意し、2015年1月より、マイクロアドが提供するDSP「MicroAd BLADE」で、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とCCCマーケティングが保有する実店舗の購買者カテゴリデータを用いた広告配信サービスの提供を開始すると発表した。

今回の提供開始により、CCCとCCCマーケティングが保有する実店舗の購買から推計した志向性データやライフスタイルデータなどを「MicroAd BLADE」上で活用することで、今までのWEB行動データだけでは実現できなかったカテゴリを生成して広告配信することが可能になる、としている。

さらに、実店舗の購買から推計した志向性データとWEBの行動データを掛け合わせて配信することも可能になるとともに、広告主や代理店の要望に基づいて新たにカテゴリの生成にも取り組んでいくという。これにより訴求したいターゲット層を新たな視点で選定することができ、効率的な広告配信が実現する。

例えば、以下のようなターゲットを選定して配信することができる。

・コーヒーを嗜好している30代ビジネスマン
・自動車を所有または利用している40代男性
・化粧品に興味があり、高価格な商品に関心が高い20代女性
 


なお、プライバシーの問題を気にする人も出てくるかもしれないが、データからは個人が特定されるような情報を削除するとともに、称号などで個人情報と識別・紐付けできないように加工・管理する。また第三者には情報を一切提供しない。

マイクロアドは、両社の協力体制のもと、ユーザーにとって有益となる情報の提供に努めるとともに、競争力のある新サービスの開発と既存サービスのさらなる向上を追求し、2017年度までに売上高30億円を目指す、としている。また、両社はこの提携により生み出されるサービスを戦略的に展開・推進するため、マイクロアドの100%子会社であるマイクロアドプラスへの資本参加などさらなる提携強化についても検討しているとのこと。