メタップスは、12月11日、アメリカのApp Store/Google Play市場に関する分析レポートを公開した。2014年に1位を独占し続けたSupercellの『Clash of Clans』に続く、2位、そして3位にスポットを当てており、興味深い内容となっている。ここではその内容の一部を取り上げて紹介したい。
『Game of War』が2強を脅かす存在となる可能性
米国市場において、App Store/Google Playの両市場で売上チャート2位にランクインしたタイトルは、3タイトルしかない。しかも11月まではそのうちの2タイトル『Clash of Clans』とKingの『Candy Crush Saga』のみだった。しかし、11月にMachine Zoneの『Game of War』が両ストアでの2位を獲得、『Clash of Clans』と『Candy Crush Saga』の2強を脅かす存在となる可能性が出てきたという。
これにはアメリカ国内での『Game of War』のメガプロモーションが大きく影響しているとのこと。『Game of War』は11月にスーパーモデルのケイト・アプトンさんが出演するテレビCMをゴールデンタイムとスポーツ試合の放送中に積極的に打っていた模様だ。日本のゲームアプリでもCMによる積極的なマーケティングが話題となることが増えてきたが、そうした施策の成功例ということができるだろう。
また、3位については、App Store、Google Playとも6タイトルがランクインしているが、App Storeでは1年間の約3分の2に当たる222日間を『Game of War』が占めたという。一方、Google Playでも7月末に3位となって以降、11月末まで3位に滞在し続けている。
なお、11月の月間売り上げチャートについても集計を発表しており、11月は『Candy Crush Saga』が月間2位を守った模様。しかし、現在の傾向が続くと12月には『Game of War』が2位にランクインする可能性が高いという。
ちなみに、日本ディベロッパー発アプリとしては、gumi(エイリム)の『Brave Frontier』がApp Storeで17位、Google Playで24位とどちらも最高順位だったとのこと。なお、詳細については、下記レポートを参照してほしい。
■関連サイト
2015年にアメリカで「Clash of Clans」の次にヒットしているタイトルは?「Game of War」の可能性<US市場年間分析>
会社情報
- 会社名
- 株式会社メタップス
- 設立
- 2007年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 山﨑 祐一郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 6172