メディアドゥ<3678>は、1月8日、2015年2月期の第3四半期累計（3～11月）の決算を発表、売上高は55億5500万円（前年同期比39.3％増）、営業利益2億6600万円（同41.3％増）、経常利益2億6600万円（同41.3％増）、四半期純利益1億5100万円（同48.7％増）と大幅な増収増益を達成した。
主力の電子書籍事業は、大型電子書店への電子書籍取次が引き続き堅調に推移したほか、新たな電子書籍プラットフォーム提供として、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズと共同で電子書籍コミック専門ストアアプリ「Trision Books」をリリースした。また、米国で電子書籍読み放題サービスを展開するScribd Inc.へのコンテンツ独占提供などグローバル展開にも積極的に取り組んだことで、同事業の売上高は47億7374万円（前年同期比45.1％増）、セグメント利益は2億1147万円（同37.3％増）となった。
一方、音楽・映像事業は有料音楽配信市場全体の縮小により、売上高3億6050万円（同15.1％減）、セグメント利益4904万円（同13.4％増）と減収で着地。ゲーム事業もソーシャルゲーム市場競争激化により、売上高1億1799万円（同31.0％減）、セグメント損益507万円の黒字（前年同期415万円の赤字）にとどまった。
なお、2015年2月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高80億1600万円（前期比44.6％増）、営業利益4億0300万円（同59.8％増）、経常利益4億0200万円（同76.1％増）、当期純利益2億1300万円（同21.0％増）の見込み。
