【ゲーム株概況(1/16)】新作リリースのクルーズがS高 ガーラ株価はわずか1カ月で10倍に ケイブ、アクロディアも高い 物色難のなか材料株を日替わりで物色
東京株式市場では、日経平均株価は大幅反落し、前日比244.54円安の1万6864.16円で取引を終えた。一時、下げ幅は500円を超える場面もあった。スイス国立銀行による対ユーロでのスイスフランの上限撤廃を背景に円相場が上昇したことに加えて、週末のポジション調整の動きもあり、、主力株を中心に幅広く売られたようだ。
こうしたなか、スマートフォンゲーム関連株については、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>やミクシィ<2121>、コロプラ<3668>などが総じてさえない。値動きの軽い個別材料株が日替わりで物色されており、クルーズ<2138>がストップ高となったほか、ガーラ<4777>、アクロディア<3823>、ケイブ<3760>などが大幅高となった。
クルーズは、この日はストップ高となる400円高の2363円で取り引きを終えた。同社は、1月15日、Complex Gamesとの共同開発タイトル『The Horus Heresy: Drop Assault』と、『Elemental Story』のAndroid版の提供を開始したと発表したことが手がかり材料視されている。今後の業績への貢献が期待されているもようだ。
ガーラも大幅高。496円高の2496円で取り引きを終えた。一時、2500円まで買われる場面もあった。株価は、12月18日の終値225円から1カ月ほどで10倍になったことになる。日足チャートも掲載しておくが、すさまじい上昇を見せたことがわかる。
【ガーラ株価の推移(日足)】
エイチーム<3662>も堅調。240円高の4620円で取り引きを終えた。スマートフォンアプリ『ユニゾンリーグ』iOSアプリ版がApp Store売上ランキングでTOP30に入ったことが材料視されている。引けにかけて買われていることから、週末を控えてのショートカバーだった可能性もある。
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このほか、ケイブ<3760>も大幅高。251円高の1967円で取り引きを終えた。15日、新作スマートフォンアプリ『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』の事前登録を開始したことが手がかり材料視された。ただ、事前登録が始まったばかりで、業績への寄与はおろか、事前登録者数もまだ出ていない。引き続き注視したいといったところだろう。
■関連銘柄一覧
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会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社ガーラ
- 設立
- 1993年9月
- 代表者
- 代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4777