【ゲーム株概況(2/5)】ドリコムが後場に入ってS高…『ONE PIECE トレジャークルーズ』の海外配信が材料に 3Q好決算のマーベラスも高い
2月5日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比174.12円安の1万7504.62円で取引を終えた。ただ、その一方で、東証部の売買代金が概算2兆8000億円に達するなど、売買代金は大きく膨らんだ。ソニー<6758>が収益見通しの上方修正を発表し、東証の売買代金トップと商いを伴いつつ、12%超の大幅高を演じたこともその要因と言えそうだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ドリコム<3793>が後場に入って一気にストップ高に張り付いた。バンダイナムコゲームスとの協業タイトルである『ONE PIECE トレジャークルーズ』のカナダでの配信開始、そして北米、欧州、豪州地域へ順次配信を発表(関連記事)したことが材料視された格好だ。
また、アクロディア<3823>やアエリア<3758>、メディア工房<3815>など、このところ動意づいていた銘柄とともに、マーベラス<7844>やボルテージ<3639>、ケイブ<3760>も買われた。マーベラスは前日発表された第3四半期決算(関連記事)が素直に評価されているようだ。また、ボルテージは『恋してしまった星の王子』の英語翻訳版『Star-Crossed Myth』の配信開始(関連記事)などが刺激材料となった可能性がありそうだ。
一方、ガーラ<4777>が大幅反落し、1000円大台割れが目前となったほか、前日までは6日の決算発表期待で買われたミクシィ<2121>はこの日は戻り高値に到達したことで上げ一服となり、反落に転じた。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844