【ゲーム株概況(2/27)】カヤックが後場に入って大幅高…AMoAdとの提携が材料に 新作と自社株買い発表のネクソンは1200円台乗せ
2月27日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅続伸し、前日比12.15円高の1万8797.94円で取引を終えた。為替が1ドル=119円台と円安に触れたこともあり、朝方は1万8800円台後半まで上昇する場面があったものの、この1ヶ月で約1000円の上昇を演じてきたことや週末で手控えムードが広がったことなどから、後場に入ると値を値を崩した。
そうした中で、ゲーム関連株の動きを見てみると、カヤック<3904>が後場に入って大幅高した。サイバーエージェント<4751>が子会社AMoAd(アモアド)とカヤックのネイティブ広告マーケティングにおける事業提携を発表したことが材料視されている。なお、サイバーエージェントも買われたが、同社はFTSEの銘柄入れ替えに伴う採用思惑も物色の底流にあるようだ。
また、前日26日に新作ダンジョン探索型アクションRPG『Legacy Quest』を発表(関連記事)したほか、850万株、100億円を上限とする自社株買いの実施を発表(関連記事)したネクソン<3659>も大幅高し、終値ベースで2013年以来となる1200円台を回復した。
半面、シリコンスタジオ<3907>が利益確定の売りに押されたほか、アクセルマーク<3624>も軟調。メディア工房<3815>もさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659