ニューフォリアは、3月30日、ヤマハ<7951>と共同で、スマートフォンアプリ開発サービ「アプリカン」で音波と連動したO2Oアプリが簡単に作れる「INFOSOUNDオプション」の提供を開始した。
「アプリカン」はユーザーがHTMLとJavaScript、CSSで構成・開発したWebアプリをiOS、Androidのネイティブアプリとしてパッケージする開発サービス。通常のWebアプリでは利用できない端末機能にアクセスできるように拡張が施されており、Objective-CやJavaで開発されたアプリケーションと同等の機能を実現できるだけでなく、一つのWebアプリからiOS、Android両プラットフォーム向けのアプリケーションが開発できることが特徴となっている。
「INFOSOUND」は、ヤマハが開発したデジタル情報を音響信号に変調して伝送する技術。これにより、人間にはほとんど聞こえないようにデータの伝送を行うことが可能となる。スピーカーから出た短い情報符号(INFOSOUND信号)を携帯端末のマイクで受信し、サーバーとの連携でURL情報に変換する仕組みを用いることで、ユーザーはスピーカーに近づくだけでチェックインをしたり、クーポンを受け取ったりするなどのサービスを受けることができる。
「INFOSOUND」の特長として、「複数の受信機に同時にデータを配信(1対多配信)できる」「音量やスピーカーの指向性で到達範囲を制御することができる」などがあり、今後、幅広い分野での利用が見込まれている。
今回、「アプリカン」に「INFOSOUNDオプション」が追加されたことにより、HTML、JavaScript、CSSというWeb技術のみで、簡単に音波と連動するO2Oアプリが開発できる。なお、サービスの利用にあたっては、「アプリカン」のコンテンツ管理画面から「INFOSOUNDオプション」を申し込むことで、専用のINFOSOUND発信機および、連動するアプリの開発に必要な情報を提供する。
※「INFOSOUNDオプション」は初期費用及び月額費用が発生するサービス