【ゲーム株概況(3/31)】エイチームは『三国大戦スマッシュ!』に商店(課金システム)オープンで大幅高 モバイルファクトリーが連日のS高
3月31日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比204.41円安の1万9206.99円で取引を終えた。朝方は欧米市場の株高や為替の円安推移を受けて買い優勢の展開となったものの、年度末ということもあり、次第に利益確定売りに押される展開となり、後場中ごろには大きくマイナス圏に沈んだ。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、前日に続きモバイルファクトリー<3912>がストップ高。引き続き位置情報連動型ゲームによる成長期待が評価の背景となっている。また、前日に『三国大戦スマッシュ!』のアップデートを実施を発表したエイチーム<3662>も大幅高。『三国大戦スマッシュ!』は、今回のアップデートで、ゲーム内通貨となる龍玉などが購入可能な龍玉ショップ「商店」(課金システム)がオープン(関連記事)し、今後の収益貢献への期待が高まっているようだ。
また、クルーズ<2138>やガンホー<3765>、enish<3667>も買われた。中でenishは後場に入って上げ足を加速しており、今夏配信予定の新作『12オーディンズ(トゥエルブ オーディンズ)』のティザーサイトの情報を更新(関連記事)したことも株価の刺激材料となったもよう。
半面、シリコンスタジオ<3907>やケイブ<3760>、アクロディア<3823>がさえない。いずれも決算発表が接近するタイミング(シリコンスタジオが4月13日に第1四半期決算、ケイブが4月14日に第3四半期決算、アクロディアが同じく14日に第2四半期決算をそれぞれ発表予定)にある。そのため、先日のgumi<3903>の業績予想の下方修正もあり、目先警戒感が強まっているようだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667