4月10日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりに反落した。一時は約15年ぶりとなる2万円大台を回復したものの、目先達成感が強まったこともあり、結局は前日比30.09円安の1万9907.63円で取引を終えた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、来週14日に第3四半期決算を発表を控えるケイブ<3760>がストップ高した。ケイブは新作『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』のiOS版がApp Storeの無料ランキングで1位となっていることも株価を刺激しているようだ。直近に決算発表を予定している銘柄では、同じく14日に第2四半期決算を発表予定のアクロディア<3823>も高い。ただし、アクロディアは引け後に業績予想の下方修正を発表しており、週明けはその動きに注意が必要になりそうだ。
また、子会社グリモアの第1弾タイトル『ブレイブソード×ブレイズソウル』がApp Store売上ランキングでTOP50入りしたドリコム<3793>が大幅高したほか、KLab<3656>やカヤック<3904>、ガーラ<4777>なども高い。
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半面、目立って大きく売り込まれた銘柄はないものの、イグニス<3689>やgumi<3903>が軟調に推移した。なお、gumiは、場中に韓国子会社gumi Koreaで発生した横領に関する調査内容を発表している。
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なお、前日は業績観測記事を受けて売られたガンホー<3765>は、この日は小反発した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793