メディア工房、第2四半期は売上高2.9%減、営業益35.8%減で着地…「OBOKAIDEM」立ち上げ、ブルークエスト子会社化など先行投資が影響
メディア工房<3815>は、4月10日、2015年8月期の第2四半期累計(9~2月)の連結業績を発表、売上高12億900万円(前年同期比2.9%減)、営業利益2億1600万円(同35.8%減)、経常利益1億900万円(同42.6%減)、四半期純利益8900万円(同49.6%減)となった。新規事業の展開をさらに加速するため、独自ゲームブランド「OBOKAIDEM(オボカイドイーエム)」の立ち上げや、ブルークエストの子会社化などを行い、スマートフォン市場をけん引しているゲームコンテンツ業界に本格的に参入するための先行投資を行った影響もあり、各利益項目は大幅な減益となっている。
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セグメント別の状況は以下の通り。
①コンテンツ事業…売上高11億8600万円(前年同期比3.9%減)、営業利益4億4900万円(同19.8%減)
占いコンテンツは、根強い人気のフィーチャーフォン向けで新規コンテンツ数を増加させたほか、スマートフォン向けも「LINE占い」や「GREE」へのコンテンツ・ロジックの提供、「Flipboard」及び「Gunosy」への占いロジック及びデータの提供を実施。App Store・Google Playにも継続的にフリーミアムモデルのネイティブアプリを投入した。一方、ゲームコンテンツは、2015年1月に独自ゲームブランド「OBOKAIDEM」の立ち上げを実施。年内複数タイトルのリリースを予定している。また、ゲームコンテンツのパブリッシング事業に強みを持つブルークエストを子会社化し、海外コンテンツの複数タイトルを国内でリリースしていくことも予定している。
②O2O事業…売上高400万円(前年同期比32.6%減)、営業損益5800万円の赤字(同3300万円の赤字)
複数販売チャネルを融合したオムニチャネル展開を加速するため、ギフトカムジャパンにて行っているO2Oビジネスとの連携を図った。女性向けコンテンツのさらなる拡充を図るため、占い以外においてもF1・F2層女性へのアプローチを行うことを目的として、製品・サービス等の企画・制作、積極的なプロモーションに注力した。
なお、2015年8月期通期の予想については、新規事業の展開をさらに加速し、完成させていくため、経営成績が上下する可能性が高く、予想を非開示としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815