【ゲーム株概況(4/24)】最大15億円の資金調達を材料にガーラが急反発 決算発表組はボルテージが上昇、サイバーエージェントは材料出尽くしに

4月24日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比167.61円安の2万20.04円で取引を終えた。前日までの3日続伸の反動もあり、週末を控えての利益確定売りが優勢な流れとなった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ガーラ<4777>が一時1219円を付けるなど急反発した。同社は前日にOakキャピタルを割当先とした第三者割当増資と新株予約権発行により最大15億円を調達することを発表したことが材料視されたようだ。

また、前日に2015年6月期の第3四半期決算を発表したボルテージ<3639>も買われた。第3四半期は最終黒字に転換したほか、四半期ベースでは過去最高の売上高を計上し、QonQで利益率が大幅改善したことで、今期業績予想の上ブレ期待も高まっている。

【関連記事】
ボルテージ、第3四半期は最終黒字に転換…各利益はいずれも6月期の通期予想を上回って着地 QonQで利益率が大幅改善、営業益は3.2倍に【追記、資料追加】
 
 
ほか、Aiming<3911>が引き続き4月30日に発表予定の第1四半期決算に対する期待感から買われ、一時1990円と2000円に迫る場面もあった。

半面、サイバーエージェント<4751>は第2四半期の決算内容は良好だったものの、もともと事前の期待値が高かっただけに、ひとまず材料出尽くしとみた売り物に押された。

【関連記事】
【サイバーエージェント決算説明会】第2四半期は"増収増益" ゲームとネット広告が過去最高 運用型広告と『グランブルーファンタジー』がけん引、『リトルノア』は改修後にフルアクセル



■関連銘柄
株式会社ボルテージ
http://www.voltage.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ボルテージ
設立
1999年9月
代表者
代表取締役社長 津谷 祐司
決算期
6月
直近業績
売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3639
企業データを見る
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
企業データを見る