エイティング<3785>は、5月8日、2015年9月期第2四半期累計（10～3月）の連結業績を発表、売上高は7億7600万円（前年同期比25.3％減）、営業損益3億3600万円の赤字（前年同期7800万円の黒字）、経常損益3億3600万円の赤字（同7900万円の黒字）、四半期純損益2億2300万円の赤字（同4300万円の黒字）となった。
同社は、4月20日に第2四半期連結業績予想の下方修正を発表していたが、その発表数字通りでの着地となり、赤字幅が大きく拡大した形となっている。
売上高は、主にスマートフォン向けゲームの諸案件において、配信開始時期の遅れなどにより売り上げが当初の予想を下回ったことで予想を下回って着地。また、損益面については、売り上げ減少の影響に加え、開発案件の作り込みによる開発費用の増加、マーケティング費用や広告宣伝費など販売促進に係る各種経費が増加などにより、当初の想定より大幅な減益となっている。
オリジナル案件である『激突！ブレイク学園』は、当初と比べて伸び方は鈍くなっているものの、ダウンロード数は着実に増加しており、引き続き各種施策を通じてダウンロード数のさらなる増加を目指していく方針。
また、香港のモバイル・インターネット企業である FunTown Hong Kong Limited（以下、FunTown社という）と『激突！ブレイク学園』について地域限定独占ライセンス契約（台湾、香港、マカオ及び東南アジア地区）を締結した。同地域においてはFunTown社がローカライズ及び配信を順次行い、手始めに繁体字版『激鬥學園』として配信に向けた準備を進めている。
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今後は、当期中にスマートフォン向けゲームを含む複数タイトルの完成を予定しており、他社との協業なども含めた幅広い事業形態の展開を視野に入れつつ、準備を進めている。なお、Craft Eggとの共同事業として、4月下旬に『なないろランガールズ』のティザーサイトを公開（関連記事）した。『なないろランガールズ』については現在配信に向けた最終調整を行っており、今夏の配信を予定している。
なお、2015年9月期通期の予想については、第2四半期業績予想の下方修正時にも開示（関連記事）した通り、売り上げが下半期偏重となっていることを踏まえ、現時点では不確定予想が多いとし、従来予想を据え置き、売上高26億5000万円（前期比42.2％増）、営業利益5500万円、経常利益5300万円、当期純利益3000万円を見込んでいる。
