ピクセル、日本IBMを通じビッグデータ分析基盤を用いたオンラインゲームの利便性向上ソリューションを提供

株式会社ピクセルは、日本IBMのスタートアップ企業支援プログラム「IBM Global Entrepreneur Program(グローバル・アントレプレナー・プログラム)」や「SoftLayerカタリストプログラム」を通じ、IBM Analyticsのビッグデータ分析基盤を用いてオンラインゲームのビッグデータ分析基盤を開発し、自社利用に加えて、オンラインゲーム業界向けにソリューションとして提供を開始することを発表した。

ピクセルは、2014年1月の設立以来、オンラインゲーム事業を中核に、オンラインゲームおよびソーシャルゲームの企画・開発・運用を得意とするスタートアップ企業。特に、オンラインゲームのシステム運用とデータ分析で培った技術を応用し、オンラインゲームやメディア、Eコマース、インターネット広告、各種サービス業などのビッグデータ分析や予測分析などの展開を推進している。

急速に拡大するスマートフォンゲーム市場では、ゲームデータの分析から得られる知見をもとに、ゲームに組み込まれる機能の強化や運用するシステムの継続的な改善によるユーザー満足度の向上を求められている。しかし、ゲーム業界では、データ分析のノウハウや人材不足が影響して、ゲーム事業の成長を妨げる例が多くあり、ピクセルは、このようなゲーム業界が抱える課題解決の支援と業界のさらなる発展を目的に、自社で得たノウハウをデータ分析基盤に取り入れ、ゲーム関連企業向けに汎用性の高いソリューションとして、7月1日より、ゲームデータ分析基盤の提供を開始する。

今回、ピクセルは、構造化および非構造化データを分析する「IBM InfoSphere BigInsights」やビッグデータを高速分析する「IBM InfoSphere Streams」などのアナリティクス製品を採用。ゲームデータの分析が可能な次世代ゲーム基盤の提供を目指している。

次世代ゲーム基盤の開発に当たっては、IBMがスタートアップ企業支援の一環としてクラウド・サービスやソフトウェアを一定期間無償で提供するプログラム「IBM Global Entrepreneur Program」や「SoftLayerカタリストプログラム」を活用し、開発費用の低減と短期間でのシステム開発を進めている。

また、今後のより迅速なシステム開発と柔軟な機能拡張を目指して、IBM Bluemix上でデータウェアハウスと分析サービスを提供するdashDBやNoSQL DBaaS(Database-as-a-Service)を提供するCloudantの検証を開始した。

■関連リンク

株式会社ピクセル

プレスリリース