Aiming<3911>の配信しているターンバトルRPG『ひめがみ絵巻』のiOSアプリ版がApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)で30位台まで順位を上げている。App Annieのまとめによれば、一時、31位となった(7月15日15時現在、35位)。遅れてリリースしたAndroidアプリ版も、Google Playの売上ランキングで60位台につけている。
本作は、世界各国の神々をモチーフにした総勢100以上の「姫神」が登場する「森羅万象の世界」を舞台に、乱れた「世界の秩序」を正すため、個性豊かな姫神たちを駆使して戦うターンバトルRPGだ。台湾のFUNYOURS technology社が開発したタイトルの日本語版となる。
昨日(7月14日)より、30万ダウンロード突破を記念して、期間限定イベント「南の島」とともに、水着姿の姫神たちが小判召喚(有料ガチャ)から出現するキャンペーンを実施しており、これをきっかけに売り上げを伸ばしている模様だ。リリース以来、100位前後で安定して推移していたが一気に順位を上げた。
【App Store売上ランキングの推移(時間別)】
出所:AppAnnieなお、Aimingの椎葉忠志社長によれば、海外タイトルの日本展開にあたって、ローカライズと必要最小限の変更(バランス調整とガチャの追加など)を行ったうえで配信しているそうだ。大幅な変更を行う必要があるゲームなら、そもそもライセンスを獲得するべきではない、という考え方だ。昨日掲載したばかりだが、興味があったらインタビューも読んでみてほしい。
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『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が引き続き好調に推移するなど、いま最も旬なゲーム会社のひとつであるAimingだが、『ひめがみ絵巻』が今後、同社の収益の柱に育つのか、ランキング動向を注視したい。また、リリースされる予定という海外製のスマートフォン向けMMORPGへの期待も高まる。
■『ひめがみ絵巻』
© Aiming Inc.
© FunYours Technology Co.,Ltd.
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911