【連載】『シャドウバースWB』デッキ紹介②…「アグロロイヤル」で進めるランクマッチのすすめ


Cygamesが提供する次世代スマホカードゲーム『Shadowverse: Worlds Beyond』(以下『シャドウバース ワールズビヨンド』)について、全7クラスある中からオススメのデッキと回し方を連載形式で紹介していく。

■『Shadowverse: Worlds Beyond』とは
本作は、シンプルなルールながら戦略性が奥深いカードバトルに「超進化」や「シャドバパーク」などの新要素・新コンテンツを加え、従来のシャドウバースをさらに進化させた対戦型オンラインデジタルカードゲーム。 自分だけのカードデッキを作成し、美麗なイラストとド派手なエフェクトで彩られるカードバトルをオンライン上で誰でも気軽に楽しむことができる。




今回紹介するのは、【兵士ロイヤル】。ロイヤルは、複数のフォロワー展開を得意としており、場に残った自分のフォロワーにバフを掛けて強化することが得意なクラスだ。大きくは、早いターンでの決着を目指した「アグロ型」と、フォロワーの展開力で場を制圧して勝ちを狙う「ミッドレンジ型」に分けられる。



▲こちらは、初心者ミッションの達成でもらえる【兵士ロイヤル】のデッキ内容。<レヴィオンの迅雷・アルベール>や<王断の天宮・スタチウム>は、どちらの型を使うにしても必須級のカードとなるため1枚もらえるのは嬉しいところ。

本稿で登場する各用語の解説は以下の通り。

【能力効果内容】
・疾走:場に出たターンに攻撃できる。
・突進:場に出たターンでもフォロワーに攻撃できる。
・潜伏:相手の能力で選ばれず、相手のフォロワーから攻撃されない。攻撃するか能力でダメージを与えたとき、潜伏を失う。
・ファンファーレ:手札からプレイして場に出たときに働く。
・必殺:交戦によって相手のフォロワーにダメージを与えたとき、残りの体力に関係なく破壊する。
・エンハンス:残りPPが指定された値以上なら、手札からプレイするとき、本来のコストの代わりにその数だけPPを消費して働く能力。
・守護:相手のフォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃できない。

■圧倒的な速さと展開力で勝負を制する【アグロロイヤル】を紹介!

さて、前回はゲームがリリースされたばかりということもあり、レジェンドやゴールドの採用枚数をかなり抑えたデッキを紹介したが、今回より、先に目指すべき完成形となるデッキを紹介する。

・兵士ロイヤル:アグロ型

▲【疾走】や【潜伏】持ちのフォロワーを数多く採用し、隙あらば相手リーダーの体力を奪っていくという構築。現在、環境に多いウィッチにも強く出られるのが大きな強み。

ちなみに、ミッドレンジで組みたいという場合は以下のような形になる。毎ターン相手の場のフォロワーを破壊しながら、自分の場に強いフォロワーを残して相手の息切れを狙うデッキになっているため、よりロングゲームを見据えた展開が必要になる。

・兵士ロイヤル:ミッドレンジ型

▲7~8PP帯に進化権を使わずとも相手の場を処理し切れる可能性が高い<レヴィオンアックス・ジェノ>や<煌刃の勇者・アマリア>が3枚ずつ採用されているのが大きな特徴。

この2つのタイプの中から今回は特に「アグロ型」に寄った動き方を紹介していく。

基本はひたすら相手リーダーの体力を減らしていくことになるのだが、功を焦りすぎて手痛いカウンターを受けたり、逆に慎重になりすぎて場の処理に走り出すと詰め切れなくなったり、1点の動きが勝敗を左右する繊細なデッキであることを心得ておきたい。これはゲーム全体を通して言えることなのだが、相手のデッキが次に何をしてくるのか、全体除去はあるのかなど、対面の動きをしっかりと理解したうえで試合に臨みたい。

▲最終的には<ケンタウロスの騎士>や<レヴィオンの迅雷・アルベール>に超進化を残し、8PPや9PPに至るターンで相手リーダーの体力を削り切るところを目指して動きを決めていく。

手札選択(マリガン)に関してだが、【アグロロイヤル】を使う以上、序盤から1PPも無駄にはできない。使えるカードがないなど、動きが滞れば相手に猶予を与えることとなり、敗北にも直結してしまう。そのため、初手には1PPのフォロワー<刹那のクイックブレイダー>や<統率のルミナスナイト>が欲しいところ。序盤の動きが確約できているのであれば、進化権を強く使える<王断の天宮・スタチウム>もキープ対象となる。また、後攻であれば、自分の場に出たフォロワーが+1/+1されるアミュレット<正統なる王冠>をプレイできるチャンスもあるので積極的に狙っていきたい。

▲1PP~4PPまで繋がっているのが理想。特に、<統率のルミナスナイト>は放置すると2PP<勇猛のルミナスランサー>、3PP<王断の威光>との組み合わせでとんでもないダメージを出す可能性があり、相手としてもこちらの盤面を無視できない。そののため、処理は全て相手に押し付けることができる。

序盤から相手がこちらのフォロワーに対処し切れないようなら早期に試合を決めるチャンス!全体除去が来るタイミングまでは削れるだけリーダーの体力を削っておく。その後は、回復する隙を与えない盤面を作り続けることで【疾走】での決着を狙おう。


▲一歩フォロワーが出遅れるとこのような盤面に。序盤に与えられるダメージが多いほど、全体除去を打たれた後、相手に回復する隙を与えずに【疾走】フォロワーで攻め切れる可能性が上がる。


▲相手の場を完全に無視するのではなく、【突進】持ちのフォロワーなども使いつつ、上手く相手に有利なトレードをさせないようにしたい。そのうえで、リーダーに攻撃できる分は1点でも多くダメージを入れておこう。

逆に、上手く対応されたとしても、そこで相手に除去カードを使わせることも狙いのひとつであるため焦る必要はない。例えば、対ウィッチで序盤から<ストームブラスト>を使ってくれるのであれば儲けものだ。後々強力になる可能性がある低コストスペルを1枚消費させられているため、終盤にこちらの大型フォロワーを場に残しやすくなる。



そうして試合が進み、相手の進化権が解放されるタイミングは第1の注意ポイント。ここで相手フォロワーの処理を漏らすと手痛い反撃を受けることとなってしまう。進化時に相手の場のフォロワーを1体破壊できる<楽朗の天宮・フィルドア>や、【ファンファーレ】で相手の場のフォロワー1体に5ダメージを与えられる<サイレンスナイパー・ワルツ>、【ファンファーレ】で超進化可能ターンなら【必殺】持ちになる<異端の侍>をしっかりと手札に残しておきたい。低コストのフォロワーで相手の進化フォロワーを破壊することで、余ったPPで他に強力なカードをプレイすることができる。

▲例として、対ウィッチなら<アナリアフレンズ・アン&グレア>、対ネメシスなら<改境の天宮・アルエット>、対エルフなら<薫交の天宮・バックウッド>など、各クラスに注意すべきフォロワーが存在する。次に相手が何をしてきそうかを考え、対応できる準備をしておこう。

中盤以降は、場にフォロワーが複数残っているのであれば<王断の威光>や<王断の天宮・スタチウム>でバフを掛けていく動きが非常に強力。ここに、前もって<正統なる王冠>を置けているのであれば、以降3ターンは自分の場に出たフォロワーが全て+1/+1されるので相手としては非常に厄介な盤面を作ることができる。

▲進化時に「ナイト」2枚を自分の場に出し、さらに自分の場のフォロワーを+1/+1できる<王断の天宮・スタチウム>は展開もしながら場のフォロワーも強化できる心強いカードだ。

諸刃の剣でもあるが、既に場に出ているフォロワーに進化を使って強化し、リーダーの体力を積極的に詰める選択も時には必要となる。これをすることで相手が回復を打たざるを得ないなど、行動に枷をかけられるのであれば非常に大きなリターンがある。



また、ここからは相手リーダーの体力を詰め切る準備もしておきたい。<忍びのムササビ>や【エンハンス_6】でプレイする<サイレントスナイパー・ワルツ>は、選択対象にならない【潜伏】を持っているため、相手に特定の除去札を強要できる。事前にランダムで対象にダメージを与えたり、対象を取らずに効果を与えられるカードが見えていた場合は、生存したままターンが返ってくる可能性が高い。

そのため、各クラスが何PPで全体除去カードをプレイできるかを把握しておくのは重要なポイント。そのタイミングを躱して【潜伏】したフォロワーを前もって進化させておけば、次のターンにバフや【疾走】と組み合わせて一気に相手リーダーの体力を削り切ることができる。


▲【潜伏】フォロワーに干渉しづらい対人形ネメシス戦などは、気付けば凶悪なムササビ部隊ができあがることも……。<迸る光明・アポロン>に一掃されないよう進化やバフで事前に体力を上げておくのがポイント。

注意すべきところとしては、相手の場のすべてのフォロワーに1ダメージを与えてくる<迸る光明・アポロン>や、相手の場の攻撃力最大のフォロワーからランダムに1枚を破壊し、その後、相手の場のフォロワー全てに1ダメージを与えてくる<神の雷霆>だろう。これらのカードは【潜伏】にも上手くダメージが入るほか、ニュートラルのカードなので全てのクラスに入っている可能性を捨てきれない。


▲終盤まで試合を決め切れそうなカードを引き込めていない場合は、<白銀の騎士団長・エミリア>でドローを進めたり、<卓越のルミナスメイジ>で【守護】持ちフォロワーを展開してチャンスを伺いたい。進化や超進化がなくなれば一気に不利になってしまうため、最後の進化権は慎重に温存したい。


▲先に紹介したデッキには入っていないが、7PPでプレイできるスペル「テンタクルバイト」もオススメ。【守護】フォロワーを置かれても関係なく相手リーダーに5ダメージを与えられるうえ、回復で相手のリーサル計算をズラすこともできる。

そうして終盤には8PPで<ケンタウロスの騎士>、9PPで【エンハンス_9】の<レヴィオンの騎士・アルベール>に超進化を切ることで試合に勝ち切るのが主な流れだ。相手の場に【守護】を持つフォロワーがいなければ、相手の体力10~12がリーサル圏内となるので、そこを意識して相手リーダーの体力を削っておこう。



次回は、大量に生み出される<操り人形>で相手の盤面に対応しながら終盤は<ブロシードハート・オーキス>や<狂気の創造者・リーアム>で一気に勝ちを狙える「人形ネメシス」を紹介予定。そちらの記事もぜひ楽しみにお待ちいただきたい。

(文・編集部:山岡広樹) 


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