【ゲーム株概況(7/28)】『ぼくとドラゴン』好調でイグニスが4000円台を回復 1Q利益上方修正のDeNAは堅調 ブロッコリーは新安値を付ける

7月28日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら3日続落し、前日比21.21円安の2万328.89円で取引を終えた。前場は欧米株安の流れを受けて大幅続落の展開となったものの、中国上海市場の持ち直しを受けて、後場は下げ幅を縮小。一時はプラスに転じる場面もあった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、イグニス<3689>が大幅高し、4000円台を回復するなど異彩を放った。イグニスは、『ぼくとドラゴン』がApp Storeの売上ランキングで初のトップ30入りを果たす(関連記事)など順調に売り上げを伸ばしていることが市場の関心を集めている。

また、前日に2016年3月期第1四半期(4~6月)の利益予想を上方修正(関連記事)したDeNA<2432>が堅調に推移したほか、シリコンスタジオ<3907>やアクロディア<3823>、モバイルファクトリー<3912>などが買われた。

前日に2016年3月期の第1四半期(4~6月)連結決算を発表したコーエーテクモホールディングス<3635>は、3期連続の増益を達成するなど順調なスタートを切ったことを好感し、朝方に新高値を付けたものの、事前に好業績観測が報じられ上昇していた経緯があるだけに、一巡後は一時マイナス圏に沈むなど伸び悩んだ。

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半面、クルーズ<2138>やネクソン<3659>がさえず、ブロッコリー<2706>は新安値を付けて500円割れも視野にとらえてきた。



■関連銘柄
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
企業データを見る
コーエーテクモホールディングス株式会社
http://www.koeitecmo.co.jp/

会社情報

会社名
コーエーテクモホールディングス株式会社
設立
2009年4月
代表者
代表取締役会長 襟川 恵子/代表取締役社長 襟川 陽一
決算期
3月
直近業績
売上高784億1700万円、・営業利益391億3300万円、経常利益398億9900万円、最終利益309億3500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3635
企業データを見る
株式会社イグニス
http://1923.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社イグニス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役社長 銭 錕(センコン)/代表取締役CTO 鈴木 貴明
決算期
9月
企業データを見る