【KLab説明会速報】『BLEACH Brave Souls』は「過去に見たことがない水準の継続率」 『スクフェス』の売上は映画やテレビCM効果で順調に回復

KLab<3656>は、本日(8月6日)、第2四半期(2015年4~6月期)の連結決算を発表するとともに、東京都内でアナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。説明会に臨んだ真田哲弥社長(写真)は、好調な出足となった『BLEACH Brave Souls』について「過去に見たことがないような水準の継続率となっている」とコメントした。

リリース時にApp StoreやGoogle Playから「おすすめ」となったことに加え、熱心な『BLEACH』ファンがFacebookやTwitterなどを通じた投稿で、強力なクチコミ効果が発揮され、ダウンロード数が伸びていったという。9月には共闘機能を実装し、その後に大規模なプロモーションを行っていく予定だ。課金率やARPPUなどのKPIもまだまだ上昇が見込まれるとのことだった。気になる業績への寄与だが、リリース間もないタイトルということもあり、保守的に見ているそうだ。

また、『ラブライブ!スクールフェスティバル(スクフェス)』は、映画「ラブライブ!」の大ヒットやテレビCMなどの効果に加え、大型アップデートで売上が回復基調にあるという。「DAU(日次アクティブユーザー数)が最初に上昇し、それに連れてARPPU(課金ユーザー1人当たりの平均売上高)が伸びている」とのこと。真田社長は、「映画によって古参のユーザーがゲームに戻ってきてくれているのではないか」との見方を示した。

なお、『ラブライブ!』の劇場版は、今後、海外でも公開される予定で、海外版『スクフェス』にも波及が期待される。また、国内版『スクフェス』については、シルバーウィーク前後にテレビCMなど大規模プロモーションを行う考え。テレビCMの売上への効果は、第4四半期(10~12月期)から出てくる見通しだ。ちなみに、8月に実施した大型アップデートによる売上の効果も業績予想には含めていないという。

なお、説明会の詳細は後ほど改めて報じる予定。

 
(編集部 木村英彦)
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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