ポールHD、2Q業績予想を上方修正…売上高は前年同期比26%増、営業利益は同34%増を達成 デバッグ・検証事業の売上高が国内外で増加
ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>は、9月4日、2016年1月期の第2四半期累計(2~7月)の連結業績予想の修正を発表、売上高は従来予想86億7200万円から92億4300万円(増減率6.6%増)、営業利益は同10億900万円から13億1100万円(同29.9%増)、経常利益は同10億1900万円から13億100万円(同27.7%増)、四半期純利益は同5億6300万円から7億6900万円(同36.4%増)といずれも上方修正された。
修正の理由は、海外子会社による受注が堅調に推移したことに加え、為替の円安推移による影響も寄与している。
また、第2四半期業績を前年同期比較で見ると、売上高は前年同期比26.7%増、営業利益が同34.2%増、経常利益が同33.4%増、四半期純利益が同55.2%増と2ケタ超の大幅な増収増益を達成している。
なお、各セグメント別の状況は以下の通り。
①デバッグ・検証事業…売上高75億4476万円(前年同期比34.4%増)、営業利益13億7223万円(同40.9%増)
6ヶ国10拠点体制の海外と国内グループ会社の連携を図ることで、国内外ゲームメーカーのグローバル展開サポートに努め、国内外において売上高が増加した。また、前連結会計年度末より連結子会社となったキュービストの売上高、利益が当連結会計年度より寄与するとともに、グループ内での相互送客を行った。
②ネット看視事業…売上高16億3799万円(前年同期比0.5%減)、営業損益1598万円の赤字(前年同期4355万円の黒字)
ネット企業各社がEコマース市場向け事業展開に積極的に取り組んでいることから、ネットショッピングサイト、ネットオークションサイト、フリマアプリにおける出品物チェック業務、薬機法や景品表示法等に基づく広告審査業務、代金や商品到着等に関するエンドユーザーからの問い合わせ対応などの各種サポート業務の受注が増加した。しかし、一部顧客企業の業務縮小などがあり、稼働率が低下した。
③その他…売上高6114万円(前年同期比78.6%増)、営業損益5691万円の赤字(前年同期4326万円の赤字)
Palabraにおいて、今後の映像バリアフリー化時代を見据え、テレビ番組や映画のバリアフリー字幕や音声ガイド制作のサービスを提供している。また、IMAidでは、医療人材紹介サービスを提供している。
業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高、営業利益とも3四半期連続の増加となっている。
なお、2016年1月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高178億8100万円(前期比21.2%増)、営業利益22億9300万円(同23.2%増)、経常利益23億400万円(同22.6%増)、当期純利益13億8700万円(同38.6%増)の見込み。
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657