【ゲーム株概況(9/9)】大幅反発のミクシィが4000円台を回復 『GleeForever!』配信開始など好材料が相次いだKLabも買われる
9月9日の東京株式市場では、日経平均株価は4ケタ以上の大幅反発となり、前日比1343.43円高の1万8770.51円で取引を終えた。前日の海外市場高を受けて、朝方から買い先行のスタートとなり、為替の円安推移も手伝って上げ幅を拡大。急速な戻り相場となり、空売りの買い戻しの動きも出たことで、結局は上げ幅1300円超で高値引けした。なお、上げ幅1300円超は1994年1月31日の1471円以来、約21年7ヶ月ぶりとなる。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、東証1部が値上がり銘柄数1877とほば全面高になったのと同様に全面高商状となっており、中でもアクセルマーク<3624>やクルーズ<2138>が値上がり率が2ケタ超となるなど大幅高したほか、ミクシィ<2121>も大幅反発し、4000円台を回復した。
前日8日に人気海外ドラマ「Glee」の音楽ゲーム『GleeForever!』を全世界でリリース(関連記事)したほか、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』国内ユーザー数が1200万人を突破(関連記事)したKLab<3656>も買われた。
また、大手ゲーム株では、コナミ<9766>が年初来高値を更新するなど高値圏で強さを見せている。コナミは7日に、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル」、目標株価を1830円から2470円に引き上げたことも引き続き評価の底流にあるようだ。
ほか、周辺株では、直近IPOのメタップス<6172>が一時ストップ高となるなど、一転して買い戻しの動きとなった。その資金調達の規模も相まって、上場来、公開価格を下回る水準での株価推移が続いているが、そろそろ下値を固める動きとなるかどうか、注目されるところだ。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656