【ゲーム株概況(9/15)】新作タイトル公開のメディア工房が後場に入ってS高 TSG2015での新作情報への期待でgumiが急反発
9月15日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発し、前日比60.78円高の1万8026.48円で取引を終えた。前日までの3日続落への反動に加え、日銀の金融政策決定会合で追加緩和策が出るのでとの期待感から朝方から買いが先行し、一時は上げ幅が350円超に達する場面があったが、金融政策の現状維持が伝わると次第に上げ幅を縮小した。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、メディア工房<3815>が後場に入ってストップ高買い気配となるなど急騰した。同社は、新ゲームブランド「OBOKAID’EM」の新作ゲームタイトル5タイトル(『PICK-XELL-ピックセル-』『Bermuda treasure』『2016 -WORLD CRISIS-』『Lady Diamond』)を明らかにし、うち4タイトルのティザーサイトを公開したことが材料視されたもようだ。
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また、前日は売られたgumi<3903>が急反発した。11日に発表した決算発表は市場の失望を誘う格好になったものの、開催が間近に迫った「東京ゲームショウ2015」で新作ゲーム2タイトルの情報が明らかになることへの期待感が高まっているようだ。この2タイトルはFuji&gumi Gamesに譲渡する形で事業が展開される予定であり、現在上位タイトルとして定着しつつある『ファントム オブ キル』と同様、フジテレビとの連携がタイトルの成功につながるのでは、という思惑も働いているようだ。
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ほか、シリコンスタジオ<3907>が大幅続伸し、ミクシィ<2121>やDeNA<2432>がしっかり。
半面、前日は大幅続伸したAiming<3911>が利益確定売りに押され、サイバーエージェント<4751>やenish<3667>もさえない。前日に君島氏の新社長就任(関連記事)を発表した任天堂<7974>も4日続落に終わった。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社メディア工房
- 設立
- 1997年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 長沢 一男
- 決算期
- 8月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3815