テレビ東京コミュニケーションズとクオン、日本のIPと海外のIT事業者のマッチング事業「キャラクター・ショーケース（仮称）」の推進で合意

テレビ東京コミュニケーションズとクオンは、9月17日、日本のIPと海外のIT事業者を結びつけるビジネスマッチング事業「キャラクター・ショーケース（仮称）」の推進について合意したことを発表した。

デジタル領域（スタンプやゲームなど）での活用を見込み、登録企業のプロモートなどを進め、2016年1月にサービスを開始する予定としている。また、キャラクター分野において、リサーチ、マーケティング事業を展開するキャラクター・データバンクとも連携し、海外向けに日本のIPに関する情報発信も行っていく。

日本のコミック、アニメ、ゲームなどから生まれる魅力あるIPは海外でもファンを獲得しており、海外の事業者が日本のIPを商用利用したいというニーズは高まっている。しかし、海外事業者のマーケティング担当者が、日本の適切な権利者にコンタクトすることは、情報も少ないこともあり、ハードルが高い状況にある。一方、日本のIP事業者が、海外事業者に対して営業活動を行うことも、人材やコストを考えると、ハードルが高い状況にある。

「キャラクター・ショーケース（仮称）」は、日本のIPを保有するライセンサー企業と、そのIPを利用したい海外ライセンシー企業のニーズをマッチングし、新たなビジネスの機会の創造に貢献する。さらに、ライセンス利用にあたっては、海外ライセンシー企業との交渉代行サービスも提供予定で、IP事業者側の業務負担を低減する仕組みも用意する。