【TGS2015】Fuji&gumi Games『シノビナイトメア』はRPGの醍醐味を追求する期待作…キャラソンやOPアニメなどアニメ手法も活用
gumi<3903>とフジ・スタートアップ・ベンチャーズにより設立されたFuji&gumi Gamesは、9月17日、「東京ゲームショウ2015」のステージイベントを開催した。同社の今泉潤プロデューサー(下の写真右)が日本国内第3弾タイトルとなるダンジョン探索型RPG『シノビナイトメア』を紹介した。2016年春に、iOSとAndrdoi向けのゲームアプリとしてリリースする予定だ。
このゲームは、クノイチの少女たちが綴る青春群像劇を豪華クリエイター陣が描くダンジョン探索型”大河”RPG。和風テイストを取り入れた作品となっており、クノイチたちはサムライを召喚して戦っていくとのこと。
緻密に描かれた美しい3Dのダンジョンを探索しながらバトルをしていくRPGだが、「現在のモバイルゲームはWave制が多いと認識しているが、RPGの醍醐味はダンジョンを探索しながらHPやMPなどをいかに節約しながらいかに敵と戦い、ボスを目指すかにある」。さらに、ダンジョンには様々な仕掛けやトラップが用意されているほか、お宝の入った宝箱も登場するなど、謎解きも楽しめる。今泉氏は、「ただのコアゲーム。一見、カジュアルなゲームだが、非常にゲーム性の高い作品になる」と断言した。
また、本作は、「アニメ×RPG」がコンセプトだ。1章ごとに主人公が切り替わるだけでなく、1人1人にキャラクターソングとオープニングアニメがあり、章が変わると必ず流れるもので、「アニメを見ているようにゲームで遊べる。キャラクター性とストーリーは歯応えのあるゲームになるのではないか」とコメントした。
なお、メインテーマは、久石譲氏が手掛ける。「和風ファンタジーだけど青春群像劇、ちょっとスタイリッシュにしたりと違和感を作ったが、ポップでスタイリッシュになりすぎるのも良くない。久石氏の音楽を流すことで音楽の面でゲームの雰囲気を締めるようにしたいと考えた。色々な伝手を駆使して久石さんにお会いできることになり、情熱を持ってお話したところ快諾していただいた」という。
「モバイルゲームではないゲームを目指して作っている。ぜひご期待いただきたい」と述べて締めくくった。3Dの探索型RPGということで、「こう来たか!」と思った方も少なくないのではないか。『ファントム オブ キル』も当時にあってはかなり意欲的な作品だが、本作はそれ以上に挑戦的な作品となりそうだ。
(編集部 木村英彦)
■『シノビナイトメア』
© Fuji&gumi Games
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社フジテレビジョン
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮内 正喜/代表取締役社長 港 浩一
会社情報
- 会社名
- 株式会社Fuji&gumi Games
- 設立
- 2014年1月