【TGS2015】動画機能の重要性を「Lobi」事業部長の片岡氏と『モンスト』プロデューサーの木村氏が語る そして増加する「マルチプレイ」の波
カヤック<3904>は、9月17日から9月20日に幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2015」において、スマートフォンゲームコミュニティサービス「Lobi -チャット&ゲームコミュニティ-」(以下「Lobi」)のブースを出展した。ビジネスデイ1日目の9月17日には、「モンスト x プレイ動画 ~これまでの軌跡と今後の展望~」と「新機能発表」のステージイベントを実施。
前半のイベント「モンスト x プレイ動画 ~これまでの軌跡と今後の展望~」では、株式会社ミクシィ取締役「XFLAG」スタジオ総監督の木村弘毅氏、面白法人カヤック 執行役員 Lobi事業部長の片岡巧氏、そしてモデレーターとしてファミ通App編集部の笠井正彦氏が登壇。
はじめに10月から日本テレビほかで新TVシリーズが放送となる「ルパン三世」とのコラボイベントクエストを、木村氏が「Lobi」の録画機能を用いて挑戦し、クエストくエイター後に動画をアップロード。タップ1つで簡単にアップロードできる件について、木村氏は「Lobiにログインしていれば簡単に投稿できるので、気軽に使ってもらいたい」と語った。
そもそも『モンスト』が「Lobi」を導入した経緯は、「誰もが動画投稿サイトの実況主のようになれる機能が欲しかった」と木村氏。攻略動画やネタ動画など、ありとあらゆるジャンルの動画を様々なユーザーが投稿することで、ゲーム外でのユーザー同士のコミュニケーションが取れるなど、今までにない展開に期待したいと話した。
また、「1人でのプレイではなく、他人と遊んだものを共有しあって盛り上がっていけるものを作っていきたい」とも木村氏はコメント。今後の展望については10月10日から毎週7分程度のアニメがYoutubeで配信されるので、こちらも見て欲しいと述べた。
後半では、Lobiの「新機能発表」が行われた。ステージには面白法人カヤック「Lobi」ディレクターの松尾憲氏が登壇。まずモバイルゲームの上位50本のダウンロード数におけるマルチプレイゲームの比率は30%だが、消費者支出で60%を占めていることを発表。また、2015年第1四半期の収益トップ10のうち6本がマルチプレイに対応しているという。
そして、それに伴ってマルチプレイ募集アプリも人気であるとコメント。しかし、実際には希望のメンバーや、ミスマッチも多く、上手くパーティが組めていない現状も報告。そこで今回追加する新機能を使って欲しいとのことだ。
新機能はマルチプレイ募集。これはゲームアプリと連携することで、リアルタイムでステータスが反映されたり、職業や攻撃力など、より詳細な条件でパーティを募集できるとのこと。パーティを募集する場合はアプリを起動していなくてもプッシュ通知が届くので参加状況をいち早く理解できる。
また、パーティ検索時は自分が必要とされる募集をレコメンドしてくれるので、パーティを抜けられることなどもなく安心して参加できる。この新機能のリリースは10月を予定。
■「Lobi」
会社情報
- 会社名
- 株式会社MIXI
- 設立
- 1997年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 木村 弘毅
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2121
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904