日本ファルコム、15年9月期の売上高を20億→16億円、営業益を7.5億→7億円に下方修正…新作が1本に減少で 『東亰ザナドゥ』発売記念配当を実施

日本ファルコム<3723>は、9月30日、2015年9月期の業績予想(非連結)の修正を発表、売上高は従来予想の20億円から16億円(増減率20.0%減)、営業利益は同7億5000万円から7億円(同6.6%減)、経常利益は同7億5000万円から7億円(同6.6%減)、当期純利益は同4億8300万円から4億5100万円(同6.6%減)といずれも下方修正となった。

中長期的な観点から『軌跡』『イース』シリーズに続く新シリーズの確立を最優先し、完全新作タイトル『東亰ザナドゥ』を内容の濃い、質の高いゲームにするため、制作に時間と人員を投入し、当初『イース』シリーズ最新作と『東亰ザナドゥ』2タイトルのリリースを予定していたが、最終的には『東亰ザナドゥ』1タイトルのリリースとなり、業績見通しを修正した。『東亰ザナドゥ』は完全新作タイトルにも関わらず、東京ゲームショウにおいて日本ゲーム大賞フューチャー部門を受賞するなど評判が高く、販売も順調ですが、2タイトル分の売上を補うには至らなかった。
一方、旧タイトルのPCゲーム英語版や、中国ゲーム大手Changyou.comとの中国市場におけるモバイルアプリのリリース契約締結、他社とのコラボレーション企画を実施するなど、ライセンス部門が好調だったため、売上高と比較して各利益項目の修正率は小幅にとどまった。
また、同日(9月30日)、『東亰ザナドゥ』の発売を記念した記念配当を実施することも発表。期末配当は普通配当5円に記念配当の2円を加えた7円とする方針だ(前期は普通配当5円、記念配当5円の合計10円)。

会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億2400万円、営業利益12億4000万円、経常利益12億4400万円、最終利益8億5200万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723